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ボクノコト
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「はる、好きだ」
僕に恋人ができた。
入学してまだ三週間と少しの頃。
名前は はやと 。
僕の恋人は、男でした。
でも はやと は 優しくて
なにより僕を愛してくれた。
そっと抱きしめてくれた。
いつも少しだけ冷たかったけど。
でもそんな幸せも
あまり長くは続かなくて。
次第に はやと は 僕に暴力を振るうようになった。
それでも 僕が悪いと思って
謝り続けたんだ。
はやとが僕を殴る理由は様々だった。
僕が他の人と話したあとだとか
僕が学校を休んだ時とか
はやと が イライラしてるときとか。
最後のおかしいでしょ?
でも僕 気がつかなかったんだ。
「ちょ、はやと ハルちゃんいじめすぎじゃない?www」
「あんな華奢で可愛い顔なのに殴り跡やばいしょ」
「まぁそれもそそられるってなwwww」
学校を遅刻してきた日
教室の中から聞こえてきた
クラスメイトの声。
そして
「そんならお前らハル襲えばー?
最近飽きてきちゃったし、あいつ顔だけは可愛いしイケルだろ。まぁハルがビクビクしてるのが好きだから 殴るのはやめられないけど?」
冷たい キミ の 声 。
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