アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
その部屋へ
-
那谷さんと那谷さんのうちに行く
なんだこれ…恥ずかしい…恥ずかしい。
那谷さんは普通だ。いつもの那谷さんだ。
慣れてるのかな。こういうの。
マンションのエレベーターに乗る
2人きりだ。
「なあ、柳?」
「あ、えっはい!」
「冬弥って呼んでいいか?」
「えっと、あの…はい…」
「そっかぁ。ありがとう。」
「いえ。別にそれくらい…」
冬弥…恥ずかしい。呼び捨てとか…やっぱり
「なあ、」
「はい?」
恥ずかしいから下を向いたまま答える
「冬弥?」
「…っ」
「とーや。」
「な、なんです…
ちゅっ
「っ!」
「やっとこっち向いたなっ」
またわしゃわしゃする
「…っ、やめて下さい。那谷さんっ」
「んー、お前もやめね?那谷さんっての。2人きりのときは」
「え」
「圭吾でいい」
「いや、呼び捨ては…」
「じゃあ圭吾さんでいい」
「でも…」
「決定。」
エレベーターが止まる。俺たちは降りる
廊下はしんとしていた。
スタスタと歩く那谷さんについて那谷さんの部屋へ。
鍵をあけると那谷さんは
「どうぞー」
といつもの調子で言った。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
4 / 27