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怖かった。
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俺は怖かった。
冬弥を抱き潰してしまうんじゃないか
冬弥を傷つけてしまうんじゃないか
…嫌われてしまうんじゃないか。
少し距離を置こうと思った。
冬弥と少しの間離れて
一回自分を自分で律する事ができるか
そう考える時間が欲しかった。
冬弥を避けた。
冬弥も気づいてるだろう。
少しの間だけだからと
心の中で何度も何度も謝って。
冬弥と離れる事でわかった事もあればわからない事もあった。
そして、俺からちゃんと事情を話して冬弥との関係を戻すつもりだった。
だけどひと足早く冬弥から声をかけられて
戸惑ったし、突然だから断ろうと思ったのに
冬弥の瞳には勝てなかった。
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