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※風邪の理由
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一人部屋のベットでもう一度目を閉じた。
部屋は遥海の香りに満ちているけど、だいぶこの香りにも慣れてきた。それもそのはずだ。ここは遥海の部屋で、初めてシた次の日から遥海の部屋のベットに半ば無理矢理連れ込まれ抱き枕のようにされている。
あれから一週間...。一週間しか経っていない。経っていないのにも関わらず、というより、一週間しか経っていないのに僕は遥海に四回も抱かれた。
四回だよ!?信じらんない。どんだけ盛ってんだよっ!!
抵抗してもあれよあれよと脱がされベットに運ばれてヤられるし、三回目あたりからワンラウンドじゃ終わらなくなるし!!
そして、僕が風邪を引いてしまった原因もよくよく考えたらアイツのせいじゃん!!
「むりっ!!アッ、あああっ!!イクーー!!またっ...イクからぁ!!苦しっ...ひぃっ許して...やだやだぁぁ!!」
遥海の部屋に僕の絶叫が響き渡り、すでに汚れているシーツを蹴とばしこの終わらない快感から逃げようとするけど、遥海はがっしりと腰を掴みさらに腰の動きを激しくさせる。
四度目の絶頂にもう僕のモノからは弱弱しく垂れ流れる程度で、出るものもないのに突き上げられる度に僕の身体はビクビク大きくしなり、気が狂いそうだ。
「ホント綺麗...ずっとこうしていたい気分」
「ハっ...んんンあああっ!!おねが...やめっ...やめてぇぇ!むりだって...くぅんっああーー!!」
悪魔の囁きは冗談には聞こえなくて、僕は必死に首を振って拒絶を表すけど遥海は妖艶に口角をあげて、僕の最奥に容赦なく腰を打ち付けた。
前立腺を刺激されるのとはまた違う、身体の奥からせりあがってくる苦痛にも似た快感が怖いと感じる反面気持ちいいと喜んでいる自分もいて、半乱叫に喘ぎ涙がポロポロと止まらない。
「はる...はるかっ...あぅん!!も...イッて!!イッてよぉぉ!!!」
早く終わらせてほしくてきつくシーツを握りしめていた手を離して遥海の背中に回して爪を立て、足を腰に巻き付けしがみ付く。
「ん...最高......」
遥海がうっとり瞳を閉じ、僕の中で快感を感じている顔に心臓がきゅーっと締め付けられ追い打ちがかかる。
そして遥海がラストスパートをかけて、ガンガンに突き上げ僕は息もままならない状態で背を反らし涎を垂らしながら善がり狂う。
「イイっ、あんンっ!!はる...きもちイっ...おかしくなる...あっくっ!!イクぅー!!ああああ!!!」
「俺もっ...」
身体が痙攣してイクと、後孔が不規則に収縮して遥海のものを搾り取ると、遥海は息を詰め僕の中で熱い飛沫を上げた。
力が抜けて手足をパタリとベットに落とした。
お互い息が上がりイった余韻に浸りながら、柔らかいキスを交わす。
慈しむようなキスに胸が詰まり、優しく抱きしめられてその胸に頭をスリスリと寄せた。
「可愛い...」
トロンと心地いい眠気が全身に回り、遥海の鼓動を感じながら僕は眠りに落ちた。
そして早朝。苦しくて寒くて目が覚めた途端頭痛に吐き気に倦怠感。おまけに激しい腰の痛み。
隣では遥海が僕を抱き枕にして眠っているがいつもと違う点が一つ。僕も遥海も服を一枚も着ておらず真っ裸で眠っていたのだ。
そう...それがすべての原因だった。
散々抱いて、抱きつぶした挙句風邪を引かされた!!
くっそ野郎!!!
「泪、おかゆ」
「...死ね」
「えー...突然に辛辣」
部屋に戻ってきた遥海にそう言い放った。
イライラとムカつきをぶつけるため...それと昨晩のことを思い出して襲ってきた羞恥心を隠すように。
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