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※奉仕
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「泪、立てるか?」
遥海は僕の顔を伺いながら髪を柔らかく撫で付けてくる。
耳の後を擽るように通り後頭部に到達した手はポンポンと叩いた後にくしゃっと髪に指を絡ませる、そんな僕の好きな撫で方で。
まだドキドキ高鳴る心臓と火照った顔のままコクンと頷き、遥海の肩に手を置きよろよろ力の入らない足で立ち上がった。
立つ…ってことは、移動するってことだよな。
こんな状態で移動するってことは……するってことだ。
もしかしたらこのまま玄関でするのかな、とか思ってたから内心ちょっとだけホットした。
玄関ではアブノーマル的で抵抗があるし。
立った僕と座ったままの遥海。
下から見上げられ1度も目を逸らしてくれない。そんなに見つめられたら穴が開きそうだ。
「い、行くぞ!」
見つめあうことが恥ずかしくなって、僕は視線を外し逃げるようにリビングに歩みを進めようとした。
けれど一歩目を踏み出したところで遥海に腕を捕まれ、引き止められる。
「どこ行く気?」
「は?どこって、リビングだけど」
今更外に逃げる気なんか起るはずないのに...。
僕の回答を聞いて手を離してくれると思っていたが、なぜかまだ掴まれたままだ。
意味が分からず、遥海を軽く睨むと返ってくる嫌な微笑み。
「と、とりあえず離そうよ?ね?」
僕はその微笑みの正体を知っている...嫌というほどに。
何度も苦しめられた微笑みを前にじりじり後ずさろうと頑張るも、掴まれたままではもちろん動けない。
「離したくないから、そのお願いは却下だ」
未だ微笑みを絶えさず遥海が座ったままにじり寄ってくる。
あまりの恐怖に僕の口角がヒクつく。
「じゃ、じゃあ掴んだままでいいから...移動しよう?」
あくまで冷静に...冷静に...。
自分に念じながらリビングへの扉を指さしたが
「んー却下。移動する必要ある?」
「あるあるある!!大ありだ!バカなのかお前は!?」
爆発した。こいつ相手に冷静なんか絶対無理。
遥海といると振り回されっぱなしだ。
悲しくなって、不安になって、ドキドキして、嬉しくなって...こんなに忙しいのは初めてだ。
今だって怒っているのに胸のドキドキは収まっていない。
怒っているのに、期待している。
頬が益々熱くなった。
「へぇ...まだそんな口利けるんだ。俺にメロメロになったと思ってたんだけど勘違いだったかぁ」
「い、意味分かんねぇ...」
嫌な微笑みに色気が追加されてしまえば、もう直視できない。しかも今日は上目遣いだ。
むりむりむりむりっっ!!いろんな意味でむりだからぁぁぁぁ!!
メロメロに対して突っ込む余裕すらないから!メロメロ...既にメロメロだったり...って落ち着け!
遥海の色香に充てられて、酔ってしまったのかもしれない。
掴まれている腕が無性に疼いてしょうがない。
「は、遥海...」
「逃がさないからな」
僕の心臓を鷲掴む低音の響く声に、思わずぎゅっと目を閉じていた。
どうせなら耳も塞いでしまいたい。
そして遥海がごそっと動いたかと思った瞬間、僕の腕から手が外れ代わりにお腹をトンと優しく押された。
力の入っていなかった僕は押されるまま後ろによたついて、壁に背中があたった。
「さっきから思ってたんだけどさ」
「な、何?」
ちょこんと僕の足元に座った遥海。
ニコッとエッチに笑って見せて、彼の目の前に広がる光景を眺め
「泪のここ...パンパンだよな」
「ッや——!!」
僕が逃げるより先にスラックスの上から握りこまれた。
一瞬で腰の奥に刺激が走り、逃げるという選択肢を奪われる。
自分で認めたくなかった部分を告げられ、さらに彼の目の前に晒すことになってしまった。
そこまで激しい刺激はなかったはずなのに、遥海の言う通りパンパンに膨れ上がり存在を主張していた。
「あっ、あっン...」
スラックスの上から強く擦られ勝手に腰が上下する。
恥ずかしい思いとは裏腹に、止めることが出来ない。
「きつそうだな」
「んんーッ!!」
遥海は意地悪く鼻で笑うと僕のベルトに手を付け外すと、勢いよく足元まで下ろしてしまった。
ボクサーパンツがしっかり盛り上がりを見せ、おまけにシミまで出来ていた。
僅かな理性がソレを隠そうと手を持っていくが遥海によって取り払われ、尚抵抗しようとした僕を戒めるように彼は下着の上から僕のソレに柔らかい唇を押し当てた。
「ふぁっ!!」
は、ははは遥海が...あああああ!!
視覚からの刺激で僕のソレがさらにシミを大きくした。
「こら、ちゃんと立ってろよ」
がくっと膝から崩れそうになった僕の腰を遥海は支え両手を肩に付けさせ、座ることを禁止した。
恥ずかしくて死にそう!
ハァハァ息が勝手に乱れ、恥ずかしいと思えば思うほど腰が揺れる。
僕はいつからこんなに淫乱になってしまったんだ。
自己嫌悪に似た感情と混ざり合い涙が浮かびそうになっていた僕に遥海は追い追い打ちをかけるように僕の下着のゴムに手をかけた。
「コレ、邪魔だよな?」
「えっやだ!バカ!取るなっ——ああんッ!!」
僕の制止の声を無視して下ろされた下着。
ゴムがソレに引っかかりプルンと弾き出され、あられもない声をあげていた。
「可愛いとか思ってる辺り...俺も相当重症だな」
一人自傷気味に呟き遥海は僕を見つめながら——
「ダメッ...ダメぇ!遥海が...しなくていい...しちゃだめ!!」
僕の小ぶりな勃起したモノを口内に招き入れてしまった。
「ヒッ...ん......待って、へん...あ!」
生暖かくて不規則に蠢く粘膜と、絡まる唾液。そして僕の気持ちいいところを這って刺激する舌。
自然と手に力が籠り、遥海の肩に爪を立てる。
「遥海...やめてって、ばぁ...」
フェラって受けがするものでっ...遥海がすることじゃない!
僕だってまだしたことないのに...ふぇ。
やめてほしい、けど気持ちいい。
大きすぎる快感にアソコが溶けてしまいそうだ。
遥海はキャンディーを舐めるみたいに亀頭や割れ目を攻め時折ちゅっときつく吸っては、僕から出た先走りを躊躇なく飲み込む。
しかも美味しそうに。
このままだったらすぐイっちゃう!
僕のモノを口の奥深くまで入れ始めた遥海から、少しでも離れようと腰を引く。だけどそれすら気持ちよくて内股がプルプル震えてくる。
引いて押し込めたい衝動を抑え、甘い吐息とともに遥海を止める。
「汗...かいたから...ぁん、汚いって...」
「汚いかもな」
「止めて...ハァっく...あ、ああ!」
「止めない。気持ちいいだろ?」
汗をかいてしかもシャワーにも入っていない。
汚くて嫌じゃないの...?
不安げに遥海を見下ろせば怪しく微笑まれさらに奥まで咥え込まれた。
ゆっくり始まったストロークに開いた口が塞がらない。
生理的な涙が溢れ、唾液が零れる。
「あっ、ああ..やッ.....しゃ、わー...おねが」
「俺、甘やかすって言わなかったけ?」
甘やかす...?言った...?言ってた...かも。
快感に流され朦朧とする思考。
ただ視界に映る淫乱な光景から目が離せなくなっていた。
「こんなこと、泪にしかやらないし出来ないから。俺に大人しく感じとけ」
そこから激しさを増したフェラに僕の頭は真っ白に染まり、与えられる快感に身を任せていた。
強烈で痛烈な快感。逃げようとしても壁の阻まれすぐに飲み込まれる。
ぐちゅぐちゅと僕の先走りと遥海の唾液が混ざり合った液体が音を立て、遥海の唇をてらてら官能的に光らせる。
「も...だめっでるッ...でちゃうから、ぁん!...くち、くちはなし...て...」
「イけ。全部飲んでやる」
裏筋を強く舐め上げられ、唇が動く度に扱かれれば僕のソレは限界を知らせる。
パンパンに膨れ上がり、先が痛いぐらい気持ちいい。
「イく...あっ、ンン!!だめぇッイく...イっちゃう、あ...ああああん!!!」
遥海に強く吸われた瞬間、頭がスパークして快感が一気に脳天まで突き上げた。大量の熱が遥海の口の中に射精され、ビクビクと身体の痙攣が止まらない。
力を失った僕の身体が倒れるより前に、遥海の手により支えられ僕のモノから最後の一滴まで吸い取られ、彼の喉がごくりと音を立てた。
飲んだ...。
早い鼓動、乱れたままの呼吸。
遥海の口が離され、僕は再び遥海の膝の上に倒れ込んだ。
「たくさん出したな。そんなに気持ちよかったのかよ」
「ん...きもひよかった......」
イったばかりの気怠さと、未だ熱い身体を遥海の身体に擦り付け首筋の匂いを嗅ぐ。
遥海のエッチな問いかけにも働かない頭は素直に答えていた。
欲望に従順で、快楽に弱くて...。
まだ触られていない後ろがきゅんと疼いた。
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