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悩ましい事実※
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*牧野遥輝side
今日の雅人は何か変だ。
お酒弱いのは自覚してるから、いつもはそんなに無理はしないタイプなのに今日は豪快な飲みっぷり。
これは何かあったとしか思えない。
忘れたいことでもあるのか?
「俺を差し置いてはるきはいつの間にそんなかっこよくなったんだよぉ……折角女の子と仲良くなっても皆口揃えてお前のこと聞いてくるんだよなあ腹立つぅ」
俺の顔をぺたぺた触りながら珍しく褒めてくれたと思ったら賺さず貶すのか。
相変わらずだなあ。
ん?てかこの流れ、雅人を悩ました原因って俺?
「なになに、俺のことかっこいいって思ってんの?」
「ん、まあそうだけど……」
「どんなところが?」
「顔とか体格とか、あとなんだかんだ優しいからぁ…」
いつも俺に対して当たりが強い雅人は酔うと途端に可愛いことを言い出すもんだ。
あまり呂律が回っていない。
いつもと違う光景に楽しくて、嬉しくて思わず顔面が緩む。
「女の子が俺のことばっか聞いてきて嫌?」
「そりゃね」
「誰かにとられそうで?」
「ば、そういうんやなくて……」
「大丈夫、俺ずっと雅人の隣いるつもりだし」
雅人が泥酔したことをいいことに、自分に都合の良いように質問をする。
どうせ記憶飛んで覚えてないっしょ。
こんな機会滅多に無いだろうし、このまま悪戯させてもらってもいいかな、と何故だか男相手に欲が膨れ上がる。
弱ってる雅人を見て何だか今日はやたらと触れたい、と思い始めていた。
少しずつ距離を詰めていく。
瞼を重そうにしている雅人の頬から耳へ優しく触れるとくすぐったそうに身を捩る。
何だよこの反応、めちゃくちゃ可愛いじゃんか。
我慢してきた分が一気に崩れてしまいそうだ。
「ん、ぁ…」
耐え切れずに唇を重ねた。
甘い想像と違ってほんと酒臭い。
でも俺も結構酔ってるし、そんなとろけそうな瞳で見つめられたら理性なんてぶっ飛ぶに決まってる。
「雅人、ごめん…やっぱ我慢できねえわ」
覆い被さるようにキスをしながら雅人の身体を撫で回し、服の中に手を突っ込む。
男との経験は無かったけど、入れる穴やブツが違うだけで女とするのと対して変わりはないだろう。
飲み過ぎたのかして欲しいのかわからないが、雅人はそこまで抵抗はしなかった。
ただ、気持ちよさそうに息を漏らすだけで。
まあ男は快感に弱いから仕方ない。
ズボンのファスナーを開け、下着に手を突っ込みゆっくり扱き出す。
「ぁ、やだ…はるきぃ……っ」
思わず目を擦りたくなるような光景だった。
あの雅人が俺の下で俺の名前を呼んでよがっている。素面でこんなことしたら絶対殺されるだろうに。
泥酔してたら勃ちにくいって話だけど、雅人のそれはもう我慢ならないってくらい硬くそそり立っていた。
先端から白い液が出て手はぐちょぐちょ。
そのおかげで滑りは良い感じでいやらしい音が部屋中に響き渡る。
自分でやって気持ち良いと思うところを念入りに責めていってやった。
「あーもー雅人ほんとエロいわ…ほら、我慢せずにイっていいからね」
「…やぁっ、」
雅人の限界が近いことを察した俺は性急に扱くスピードを上げる。
頬を紅く染め、我慢出来ずに口から漏れる声と涎が凄くいやらしい。駄目だ俺今めちゃくちゃ興奮してる。
雅人は俺の手の中で呆気なく果てた。
「見て、これぜーんぶ雅人が出したやつ」
「ぅ……」
見せびらかすように手に着いた精液を舐めとると気を失ったかのように雅人は瞼を閉じた。
野郎の精液なんて初めて舐めたけど、雅人のだと思うと自然と抵抗はなかった。
「ありゃ、寝ちゃった」
俺は何事も無かったかのように精液で汚れた雅人の腹部を拭き、衣服も整え、ベッドへ優しく寝かしつける。
自分の処理は先程の光景を思い出しながらトイレで思いっきりしてやった。
雅人の表情、上擦った声、吐息、程良く筋肉のついた身体、匂い、いやらしい音、全てを生々しく想像しながら。
雅人で抜くなんて経験はなかったけれど、今日は妙に艶っぽく思えて動かす手は止まらなかった。
今までに色んな女の子と付き合ってそれなりに楽しんではいたけど、こんなに切羽詰まって、夢中になる存在って雅人しかいないと気付いてしまった瞬間であった。
どうしちまったんだろ俺、ホモじゃねえのに……
無性にキスしたいって思って唇を重ねてしまった。
しかも、雅人のいやらしい顔がみたいからって手コキまで。
このまま一緒にベッドに潜ろうかと思ったけど、雅人が目覚めた時が怖いので近くのソファで横になる。
昨日助けた猫ちゃんは俺の代わりと言わんばかりに雅人の隣に潜り込んだ。
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