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本能
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雨は片手で俺の両手首を掴み、空いた方の手で一気にズボンを下ろす。そして遠慮なく下着をやわやわと揉み出す。
「何しやがる…!」
「何ってナニしかないでしょ〜さっき雅人も気持ちいいって思ったんじゃない?レポートのために僕とセックスする、そんな理由じゃ駄目なの?」
「駄目に決まってるだろ…、お、とこだぞ、俺は…!」
「僕はご主人様とじゃなきゃ駄目なの〜性別なんて関係ないよ?」
確かに今や恋愛には色んな形があって性別も関係ない時代だ…だが、レポートのためとは言え、好きでもない奴に貞操を奪われるのは何とも情けない気がする。
「こういうのは考えたらいけない。雅人は本能に身を任せてただ感じるだけでいいんだよ」
「な、………んぁっ」
急所を掴まれてゆっくり扱かれる。次第に下着の中の質量が増し、先端部が濡れ出してくるのがわかって恥ずかしい。
何だよ、こいつめちゃくちゃ上手いじゃねえか…。
雨はにっこりと微笑み「気持ちいい?」と何度も聞いてくる。うるせえ、見れば分かるだろう。俺は涙目で頷くことしか出来ない。
「じゃあも〜っと気持ちいいことしてあげる」
器用に下着を脱がされ、生暖かい感触に下を咥えられていることに気付く。
「………やめ……っ………!」
「やめや〜い。ましゃとのめっひゃおいひぃ」
咥えながら喋られると余計恥ずかしくなるからやめてくれ。てか美味しいとかどんなAVだよ。
チュパチュパと卑猥な音が部屋に響き渡る。先端を中心的に責められて頭がおかしくなりそうだった。
呼吸も荒くなり、自然と腰を動かしてしまいそうなのを何とか理性で抑えつける。
裏筋を舐め上げやっと口を離した雨とバチっと目が合った。赤くなった俺の顔を楽しそうに眺めてやがる。
「あ〜駄目だ、本当クセになりそ」
有無を言わせず再び咥え出す。今度は勢いよく舌で絡められながら吸われる。
耐え切れない快感に襲われて腰が上がっていくのがわかる。
「やっぁ……雨…!も、もぅ、出るって……!」
身を震わせながら口内で果てると、雨は吐き出すこともせずに、美味しそうにごくりと飲み干した。
雨の行為に顔を歪めたが、一気に気怠さと眠気が襲ってくる。所謂賢者タイムだ。
「チャージ完了〜びっくりするくらい美味しかったんだけど〜」
「何がチャージだよ、変態野郎…」
「そんな怒らないの〜ほら、無事にレポート出来たことなんだしゆっくり寝てっ!セックスはまた今度だね♡」
「………ッ」
野郎に突然キスされた上フェラまでされたんだ、そりゃ怒るだろ。
正直腹立つくらい気持ち良かったし、レポートは本当にありがたかったけど…これ以上何かを頼むのは止めておこう。今度こそは大事なケツを掘られてしまうとか想像したくもない。
やはり俺はとんでもない猫を拾ってしまったようだ。
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