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伏す。 side弌
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用意を終えて仕事に行く陽太を玄関まで見送った。
扉が閉まった瞬間、全身の力が抜け、崩れ落ちるように床へ伏す。
朝は、いちばん幸せな時間だ。
陽太がそばにいて、優しく、愛してくれるから。
それと同時に悲しくなるのも朝。
陽太がいるからこそ、ふと浮気の残骸を見つけてしまう。
それに、家から陽太を送り出すのも嫌。
でも、陽太が家をでるギリギリまで陽太を見ていたい。
なにもかもが、矛盾していると思った。
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