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好き(影山side)
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俺は、日向が好きなんだ。
その事実に気づいたのは、つい最近だ。
あいつが点をとれるたびに見せる笑顔やとれなかった時の悔しそうな顔。
気づいたらいつも日向を見ていた。
日向を好きだと自覚すると、今まで普通にできていた事が上手く出来なくなる。
日向に少し話しかけられただけで顔が赤くなってしまう。
「告白、しようかな…」
そう考えてたある日、日向は部活終わったあともなかなか部室から出ようとしなかった。
まぁいいや、と思いつつ部室から出て帰ろうとした時に先生に課題を提出し忘れてるのに気づいて、出しに行った。
職員室まで先生に課題を提出しに行ったあと、帰っていると見慣れたオレンジ色のふわふわクセ毛とホワイトの髪の毛が見えた。
日向と菅原さんだ。
直感した。そのあと、なんであの2人は一緒に帰ってるんだ。なにしてるんだ。
と嫉妬に似た感情が湧いてきた。
そして俺は思った。
こころなしか2人の顔真っ赤じゃねーか?
まさか、告白?
嘘だろ。違うよな?ぐるぐる俺が考えてると、こんな声が聞こえた。
「好きだよ、日向。付き合ってくれる?」
・・・・・は?
菅原さん、日向のこと好きなのか?
今までそんな素振り見せなかったのに。
日向、なんていうんだろ。
離れてたからよく聞こえなかったけど、日向が言ったのは
「頭がついていかない、です…。」
という言葉だった。
でも、まずい。このまま片想いなんてやだ。俺も告白しよう。多少強引でもいい。
・・・・・日向が欲しい。
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