アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
何?(影山side)
-
「ったく…誰だよ邪魔しやがったの」
俺はそう呟きながら玄関のドアを開ける。
「・・・・・は?」
ドアの前に立っていたのは
────菅原さんだった。
「んな、なんで、菅原さん、どーしたんスか?」
「・・・・・日向。」
「え?」
「お前、日向家にいるだろ?」
動揺を隠そうとしつつ俺が菅原さんに問うと、菅原さんはつけてきたみたいで、日向の事を聞いてきた。
「・・・いますよ?」
俺がそう言うと、菅原さんは
「やっぱな!俺も家上がっていーか?」
明るい調子で言ってきた。
「え?あ、ハイ、どーぞ。散らかってますけど…」
菅原さんを玄関に入れて気づいたこと。
『やべぇ日向手錠で拘束したままだ!』
この状況やべぇ。
菅原さんが俺の部屋に入る。
と同時に俺は菅原さんの目に手をあてた。
「ちょお、か、影山!?」
「スガさん!?」
日向と菅原さんが同時に声を上げる。
俺は抵抗される前に菅原さんの目を片手で抑えながら、机の中から予備の頑丈な方の手錠を出して、菅原さんの両手につけた。
「え、ちょ、影山?なにコレ」
菅原さんの声を思わず無視して俺が思ったこと。
うわぁ。何この部屋。超カオスなんだけど。
左手を手錠で机の脚につながれた低身長男子高校生と、両手を後ろ手に手錠でつながれた男子高校生。
さぁどうしよう。思わずしてしまった事に、俺はやべェな、と考えていた。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
14 / 44