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試合だって!
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つぎの日の部活。
キャプテンが俺たちを集めた。
「集合ー!」
「「「「おス!!!!」」」」
「今週の土曜日、青葉城西と練習試合をすることになった!」
「「!!!!!」」
俺と影山は思わず反応してしまう。
青葉城西。大王様の高校。あの殺人サーブが。この前の試合を思い出して、いろんな気持ちが俺の中でうごめく。
「青葉城西とは2回目の練習試合になるが、気を抜かずに頑張ろう!」
「「「「「あス!!!!」」」」」
「よし!部活終了!各自片付けして帰れー!」
澤村さんがそう言うと、皆思い思いに行動を始める。俺はまっすぐ影山のところに向かう。
「影山!!トス!トス!速攻しよーぜ!」
影山もそのつもりだったらしくもうボールを持っている。
「いくぞ!日向!」
「おう!」
影山のトスが飛んでくる。音駒とのときに覚えた『普通の』速攻をする。
ボールは手の中心に当たる。バァンッ、と音がして、相手側のコートにボールが打ちつけられる。やっぱ気持ちいーな!
それを何回繰り返しただろうか、気づくと外は真っ暗になっていた。
「影山ー、帰ろーぜ!」
「・・・・・もうそんな時間か。帰るかー」
ボールを片付けて2人で更衣室へ向かう。
俺の隣で影山がTシャツを脱ぐ。ちらりと影山の筋肉がついたお腹が見える。すげぇな。
うわ、そんな事言ってる場合じゃねぇ!
慌てて服を脱ぐ。
「日向・・・」
「んんっ!?」
え?なに?俺っ、キスされてんの…?壁に押しつけられながらキスされる。でも、そう考える余裕はすぐ無くなる。
あ、やばい。やっぱ影山、キス上手い…
「ん、ふっ・・・」
だんだん気持ちよくなってきて、膝がガクガクしてくる。立ってるのが辛い。俺は壁にもたれる。
「ん・・・はあッ」
影山の唇が離れる。俺の顔を持っていた影山の手は離されて、壁に身体を預けていた俺の身体は、壁を伝ってズルズル下に落ちていく。
でも、俺の体が床につく事は無かった。
「んああッ!!?」
嘘だろ…?
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