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嫌だ
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ヤバイヤバイヤバイヤバイ!
息できないっ!
苦しいっ…
「〜〜ッ!」
唐突に鼻をつままれてパニックになった俺はとうとう苦しくなって空気を吸うために口を開いた。
及川さんはその一瞬を見逃さなかった。
「んっ!?・・・ハァッ、・・・ッ!!」
すかさず俺の口に及川さんの舌が入ってくる。
鼻をつままれたままだから呼吸もままならない。
抵抗しなきゃ、早く、俺は影山と・・・
酸欠の頭でそう思っても、体が動かない。
なのに、息は苦しくて涙は出てくる。
嫌だ、嫌だ、嫌だ・・・!
しばらく及川さんは、抵抗できない俺にキスをしてきた。
やっと及川さんが唇を離す。
俺は背中を曲げて咳き込みながら呼吸をした。
及川さんはそんな俺を黙って見てる。
「チビちゃん」
「・・・?」
「チビちゃんは、感じないの?」
「え?」
感じる?あぁ、そうだ。俺、影山のキスだったら膝ガックガクになるもんな。
少し顔が赤くなる。
「だからさぁ、キスされて気持ちよくならないの?」
「あ・・・えっと・・・」
ヴーッ、ヴーッ
電話のバイブが鳴ってる。
俺のケータイだった。
名前を見る。
「あ、影山だ」
及川さんは、影山と聞いた途端俺のケータイをひょいととりあげた。
そして、通話ボタンを押して電話に出る。
「もしもし、飛雄ちゃん?」
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