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おじゃましまーっす!
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「行ってきマース!」
おれは家を飛び出した。
ガシャン、と音を立てて自転車のスタンドを外して自転車にまたがる。
楽しみ。その高揚感だけが俺を包んでいた。
影山に早く会いたい。
その一心で自転車を漕ぎ続ける。
そして、影山の家に着く。
影山の家の脇に自転車を停めると、玄関のインターフォンを押す。
すぐにドアが開いて、影山が顔を見せる。
「影山っ!」
「よぉ日向。・・・入れよ。」
「お、おう!おじゃましまーっす!」
「今誰もいねーぞ。」
まじで!?じゃあ、エッチできる!?!
影山を気持ちよくさせる!絶対!
そう思いながら影山に連れられて2階へ。
「ここが俺の部屋。」
「知ってるけどな!」
相変わらず机の上はキレイだ。
勉強してんのかコイツ?
本棚には参考書じゃなくてバレーの技術指導書。あと月バリ。
やっぱ勉強してねーわ。
「俺飲み物取ってくるから。」
「わ、わかった!」
影山が1階のキッチンへ行った。
おれはその背中をぼんやりと眺めた。
その後ベッドに腰掛けてふぅ、と息をつく。
「────何してんだ?」
「おわぁッ!?」
いつの間にか影山が帰ってきていた。
手にはスポーツドリンクのペットボトルが2本。
「な、なんでもない!ちょぅとぼーっとしてた!」
「ふーん。そうか。ほらコレ。スポドリ。」
そう言って影山が俺に1本渡してくれる。
「あ、サンキュ!」
スポドリを受け取っておれはそれを口に含む。
ゴクリ。
日向の喉が上下してスポーツドリンクを飲み込んだ。
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