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夏。
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「嘘だろ!?」
「いやいや、ありえねぇって!!!!」
「ちょ、ここ男子校だよな!?」
様々な声が飛び交い
教室は大騒ぎ。
転校生が入ってきた瞬間
俺を含め
クラスメイト全員が
驚いた。
金色の綺麗な少し長めの髪。
くりっとした大きな目。
白い肌。
背丈もかなり小さく
見た目は明らかに女の子。
男子校に女子が入るわけがない。
そうわかってはいても
その転校生は
女の子にしか見えない。
「静かにしなさい!!…今日から皆さんのクラスメイトになる、鳴砂だ!! …自己紹介しなさい。」
「え、えっとぉ…」
ん?
恥ずかしいのか顔を少し赤らめ
もじもじしている。
明らか見た目は女の子なのに
声は
小学生の男の子みたいな…
なんかそんな感じ…
「ぼ、僕は…鳴砂…海渡…です…」
「え、男なの??」
クラスの1人が質問をする。
「は、はいっ!!男です!!…えと…沖縄から…来ましたっ!!」
「ほんとに男!?」
次々と性別に関する質問が飛び交う。
「お、男ですってば!!」
「鳴砂は正真正銘の男子生徒です。じゃあ、鳴砂 一番後ろの席に座りなさい。」
「はい…」
成宮先生にそう言われ
女の子のような見た目の子は
一番後ろの俺の席の隣に座った。
「では、一時限目は地理です。教科書等、準備しておくように。」
こうして朝のHRは終わった。
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