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同棲?。
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「とりあえず…服買いに行こうか…あと海藻。」
「でっ、でもっ!!僕まだお金ないからっ!!」
「いいよ。俺、バイトしてるし。貯金もあるし。」
「でも…悪いよ…」
「気にしないで。あと鳴砂は働かなくていいから。」
「え?」
だってさ…
いつ水かかるかわかんないし
雨降ったりとかもするし…
正体バレちゃまずいんでしょ…
「ほら、行くよ。」
「は、はい…」
仕送りもあるし
バイトもしてるし
貯金もあるし。
お金には困らないから。
学費は親が振り込んでくれてるし。
一人くらいなら養えれるよ。
鳴砂を引き連れ
近くのショッピングモールに行く。
色んなテナントが入ってるし
必要なものはあらかた揃う。
「まず、服ね。どんなのが好き?」
「特にこだわりはないんだけど…。あ、これ可愛い!!」
「あの…それ女性用ですけど。」
「そうなの?なんかふわふわしてて…触り心地も良さそうだし♪」
そう言って触ってるのは
レースのフリルがついた
淡い水色のワンピース。
「似合うとは思うけどさ…一応男でしょ?」
「うーん…これはだめかぁ…。んー…よくわかんないからおまかせにするっ!!」
「おまかせって…わかったよ…適当に買うわ…」
「ごめんね…ありがとうね…」
お金の心配をしているのか
申し訳なさそうに少しうつむきながら
そう言う。
「こんなところかな。」
「ふぇ〜…」
何着も試着をさせ
買うものは決まった。
試着に疲れたのか
少しげっそりしてる
この身長だからね…
選ぶの大変だよ、ほんと。
顔も女の子みたいだし。
レジへ向かい
会計を済ませる。
「ありがとっ!!いつかちゃんと返すからっ!!」
「いいよ、べつに。」
あとは何がいるかな…
歯ブラシでしょ…
水でもどせる乾燥した海藻を大量に買って…
んー…
「とりあえず歯ブラシ探さなきゃ。」
「歯ブラシ?」
「まぁ、使い方は帰ったら教えるから。あ、俺のもついでに買っとこ…」
「はぁい。」
1階はスーパーもはいってるから。
そこで売ってるでしょ…多分。
あーあったあった。
「あ、これ!!」
「これがいいの?」
選んだのはごく普通の歯ブラシ。
持ち手のところが色付きだけど
透明になってる。
「どの色がいい?」
「えっと…僕がこの緑のやつで…こっちの青が太地くんっ!!」
「え、同じのなの?」
色は違うけど
同じ歯ブラシ。
これって…
「色違いのお揃いっ!!♪」
「お揃いねぇ…ま、いっか。」
まさか人生初のお揃いが男となんてねw
とか考えてるけど
内心少し嬉しかったり…
「あとは海藻っと…」
「海藻っ!!……こんなに買うの?」
「これは乾燥してて水でふやかしたら元にもどるやつだから、日持ちするし…安いからこれくらい買ってく。」
「なぁるほどぉ。」
わかってんだかわかってないんだか…
こいつの考えてることはイマイチわからないな…
「あとなんか必要なものあったかな…」
「ん〜…」
考えてるみたいだけど
陸の生活、わからないんでしょ?w
考えて、意味あるのかな…?w
「あ、パジャマ買ってなかった…あとパンツ。」
「パジャマぁ。」
えっと…ここは…
あった!!
パンツのサイズはsでいいのかな…
ssとかないのかな…
まぁ仕方ないか…
パジャマは…
「パジャマって、寝るときに着るやつだよね?」
「そうそう。って…パジャマは知ってるんだ。」
「うんっ!!先生が着てたから!!」
なるほどね。
まぁどうせあの見た目がチャラい先生だから
まともなパジャマじゃないだろうけど。
「これ可愛いし、ふわふわで気持ちいー!!♪」
「だから…女性用だってば…」
なんでこう…女性ものばっか選ぶかな…
確かに生地は気持ちいいけど…
コットン生地の
パステルピンクのふりふりで…
ワンピースタイプのパジャマ…
「お家の中でだけ着るんでしょ?」
「まぁ…そうだけど…」
「じゃあっ!!僕、これがいいっ!!」
自分がいいと思うものをズバズバ言ってくれるのはありがたい…
こんなんでいいのかって考えなきゃいけないし
自分の意見持ってるのはいいと思う…
助かる…。
けどなんで女性ものばかり好むのか。
さっぱりわからないな。
「はいはい…じゃあこれにしよ。」
「やったぁ♪」
ぴょんぴょん跳ねて喜んで。
今の鳴砂を顔文字で表すとするなら
(((o(*゚▽゚*)o)))♡
…こんな感じ。
またレジへ向かい
会計を済ませる。
そしてそこそこ大量の荷物を持ち
帰り始める。
「僕も持つよっ!!」
「え、じゃあ…君の食料持って。」
「はぁい♪海藻〜♪……ぅ゙…」
「ん?どした?」
「お、おも…いっ…」
嘘でしょ!?
たかが海藻だよ?
しかも乾燥してる…
中に歯ブラシ2本も入ってるけどさ…
よくそんなんでペットボトル片手で持てるね…
んー…わからんなぁ…
「…いいよw俺が持つからw」
「大丈夫だしっ!!持てるから!!これくらいっ!!」
「無理しないでねw」
うんっ!!
と返事をしてる。
返事はいいんだけどね…
そんな軽い袋を
そんな重そうに持ってる人なんて
初めて見た。
水中は浮力があるから
筋肉つかないのかな…?
なんとか家に着く。
そして入って
買い物の片付けをする。
「ほんとにごめんね…ありがとう…。絶対返すから待っててね!!」
「いいって。これくらい。」
「ううん!!だめだよ!!お金は大切なんだから!!海でもそうだもん!!」
「わ、わかったって。」
海にもお金があるんだね…
何買うんだろ…
魚なわけないし…
…わからんっ!!
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