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奇跡の1日目
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瑞希side
「類?るーい!!聞こえてるー?類!!?」
「え!?あ、瑞希か。どーした?」
「もう!゛どーした?゛じゃないよ!さっきから呼んでるのに上の空で……そんなに来たくなかった……」
効果音がつくくらい落ち込む瑞希に可愛いと思ってしまう俺は重症だな。
それに、瑞希とのデートが嫌なわけない。ただ、この後告白をすると考えたら……あれだよ。なんていうか………←
「緊張してるんだよ。」
「何に?」
声に出てた!!?えっとこの場合なんて言うのが正解なんだ。瑞希は友達と遊びに来たくらいにしか考えてない…。
告白なんて今言ったら俺の計画が台無しになる………どーするべきなんだ。考えろ神澤類!お前ならいい案が思いつくはず!!
「えっと………俺もちょっと緊張してるよ?初めて友達と遊びに来たし、類かっこいいからさ………」
かっこいい。今かっこいいって言ったか?瑞希が………俺を……かっこいい!!!
え!?何?これは神様からのご褒美か何かですか。こんな幸せで俺バチ当たるんじゃ………それともこのあととんでもない不幸がくるんじゃ…………
いや、今は考えるべきときではない。瑞希からかっこいいと言われたんだ。
ここは、瑞希に惚れられるくらいかっこよくエスコートをしゴールインを………
「瑞希。今日の夜は瑞希の好きなものを食べに行こうと思い、レストランを予約している。なに、お金のことは心配しなくていい。俺がお前のためにしたいと思っt…」
「類ー!見てみてー!この花なんて言うのかなー。とってもきれいだよー!」
うん。まぁ、そーだろ。いつも肝心なとこで格好つかないもんな。
はぁ。
まぁ、こんなことで落ち込んでても仕方ない。瑞希が手強いのは今に知ったことじゃないしな。
まだまだ1日は長い。ゆっくり確実に攻めていけばいいだけの話さ。
「類ー!!!」
あぁ。今日も可愛い。
笑顔で手を降って俺を呼ぶ瑞希に今日もメロメロなのであった。←
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