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乙女ゲームの悪役令嬢の兄に転生したんだかいつの間にか俺が攻略対象を攻略していた件について
腐女子な妹
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そうだ俺の妹は天使のように可愛らしく、性格も慈悲深かった。
…ああ、しかし唯一俺に向ける兄妹愛の方向がおかしかった。
…近親相愛ではないぞ、あくまで兄妹愛の範囲でおかしかった。
簡単にまず言えば妹は腐女子だ。しかもそれに目覚めさせたのが俺だ。
言っておくが俺は腐男子ではない。
なぜ妹が腐女子になったかはまた後日話すとして……妹には好きなジャンルがあった、兄受け、というやつだ。
予想できるだろうが妹の理想の受けというやつは俺だった。うんすっごく複雑。
なぜ前世の妹の話がここで出てくるか、それた至極簡単だ。なぜなら前世の記憶を思い出したのは妹のおかげだといっても過言ではないからだ。
いやまぁ簡単に言えば我が家の使用人の1人(お兄ちゃん属性(ここ最重要))が庭師(イケメン(爆ぜろ))にふっかいキスをぶちかまされてたからなんですけどね。勤めてる屋敷でなにやってんだ昼間から。
あまりに衝撃的すぎて頭の中に稲妻が走ったのと同時に前世の妹の声が聞こえた。
「お兄ちゃん!ねぇ今日はキス誰かにされた?まだファーストキスは残してるよね?」
正直思い出すセリフがもう少しマシであってほしかった。
ちなみに今世も前世もファーストは全て守っている。は?童貞?当たり前だろ、悪いか。
さてしかし、こんな感じに色々前世の記憶を思い出したのだが…もっと重要なことがある。これが乙女ゲームの世界だということだ。
確かタイトルは「貴族さまなんてっ!」とかいうゲームだった。確かヒロインが家庭の事情で貴族入りを果たし、攻略対象たちと話をしていく中で攻略対象がヒロインに惹かれ、告白していくごく普通のゲームだったと思う。
俺のエンド後の扱い以外については
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