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乙女ゲームの悪役令嬢の兄に転生したんだかいつの間にか俺が攻略対象を攻略していた件について
さて真面目に始めますか
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さてと、そうと決まればさっさと行動が一番だ、俺は急いでこれからの未来設計というか予定を立てていく。
まだ人生始まったばっかりだ、いくらでも塗り替える事はできる。だから本気で頑張るしかない。
でも俺はこのゲームではただの脇役にすぎない、よくよくマーリンの考え方を見ていれば俺が暴行されるのは家族がいたぶられる結果を生んだ、と言うのをマーリンに教えつけるためだけの配役だ。
だから俺は身を潜めたらいい、幸い前回のホームパーティーではマーリンの方が目立って俺は早々に立ち去ったから目立ってはいないはずだ。
主催者の息子と公爵家の長男と一緒にいたが人目の少ない場所での話し合いだ、なんら問題はないはずだ。
というかそう思いたい。
訓練はいつも通り続けよう、いやでもそうだな…アルフレッドと離れてやりたい、しかしお母様の監視の目がある…ああそうか、アルフレッドと別のことを習えばいいんだ、俺はアルフレッドに合わせて剣を使った練習をしていたが今度からはお母様自慢のアレを習えばいい、そしたら別に同じ空間でする必要はなくなる。
次に勉強だが、これは俺の得意分野にはいるだろう、前世よろしくゆっくりと考えていけばいいのだ、勉強時間を妹と一緒にすることでおそらく妹は俺の真似をするようになるだろうと見た、
ならばいけるだろう、なら俺があと心配しておけばいいのはマーリンにもう少し俺を大好きになってもらわなければならないことくらいか、
ならうまくいくかはわからないがやってみるしかない。
アルフレッドとは少しばかりの間話す機会もなさそうだ。
情報収集に使う人は決めている、あいつらに声をかけよう。
「やぁ、パブロさん」
俺が声をかけたのはあの時庭先で使用人にふかーいキスをぶちかましていた庭師のイケメンだ。
「?坊ちゃん、どうかされましたか?」
ふわりと花が咲くように笑うパブロさんは俺が声をかけたのにびっくりしたのか、首を傾げながら俺に訪ねてきた。
「エニーさんとの アレ ばれたくなかったら協力してくれません?もちろん危険なことさせるつもりは全くないので。」
俺がにこにことわらいながら言えばパブロさんは眉間にしわを寄せた。
「坊ちゃん…人柄変わったか…?」
独り言のようにつぶやいたパブロさんに俺は表情を消していった。
「大袈裟だが俺の人生がかかってるんだよ。つーかもともとこれだ、協力するかしないかどっち?」
俺は、腕を組んで12歳らしからぬ態度で相手を見上げた。
「ふーん、いいよ。エニーとのことばれてるみたいだしそれを黙っておいてくれるなら」
普段よりしゃべり方が男前になってるのはおそらく化けの皮をお互い剥がしてるからだろう。俺も裏で何かをする時は前世の口調で行くって決めてるしな。
「ありがとう、俺があんたにしてほしいことは2つ。」
俺はにこやかに笑ってパブロさんを見た。
「一つ、マーリンに近づく存在があれば教えてくれ、それはマーリンの世話係になってるエニーさんにでも聞けばわかるだろう。」
俺がそういえばパブロさんは眉間にまたしわを寄せながら言った。
「それはつまりエニーに坊ちゃんのこと言っていいってことか?その前に「エニーさんにいってくれても構わない。それにあんたたちには実害がいかないように動くから気にするな。もし何かあれば俺が全責任を取る。」…そうかよ」
俺は被せるように言ってパブロさんを見た。パブロさんは不満そうだが少し我慢してほしい
「2つ目は…男同士のことについて少し教えてほしい」
その言葉にパブロさんは目玉が落ちそうなほど目を見開いた。
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