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乙女ゲームの悪役令嬢の兄に転生したんだかいつの間にか俺が攻略対象を攻略していた件について
俺の未来設計と家出計画
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俺の未来設計は着々と進んでいる。
そのために必要だったパブロさんとその彼氏(関係的に彼女ポジションらしい)のエニーさんの協力を得ることができた。
俺の未来設計はごくごく簡単なことだ。
「できるだけ貴族として平凡に過ごしていくこと」
、それが俺の目標。
そのため情報収集をエニーさん頼んだ、パブロさんに俺がもう一つ教えてもらったのはポーカーフェイスという名の猫かぶりをオマケみたいな感じで教えてもらった。これがすごく使えるんだがパブロさんはなんだか楽しそうに笑っていた、うむ、腹の中がよくわからん。
俺はパブロさんのことはバッチリ信用している。なぜかって?だってこの人の家って代々俺の家に支えてくれている庭師さんの家系だからだ、もう感謝しかない家の人だからというかガキの頃からの知り合いだから信用するしかない。信用度は多分の家族の次くらいにある。
「坊ちゃん、坊ちゃんは将来どうするつもりですか?この家継んですよね。」
長男ってことは、と少し首を傾げながらこいてくるパブロさんがいた。それも昔の話で、俺はそのとき確かこう答えた。
「3年後には答えが君の目の前にあるよ、」
とね。それから3年たった日俺は今15歳になった。物語スタートまであと2年、俺はもう一人の攻略対象と出会った。
そう我が敵である義弟、の登場だ。
攻略対象のアルベルト=カーチェス
我が義理の弟だ。
義弟のシナリオはこうだ
、
義弟の両親が強盗に殺られた、義弟の両親と俺の両親はとても仲が良かった。
だから身寄りのなくなった義弟を受け入れた。確か義弟はマーリンにいじめられる。
それでその傷を癒してくれるヒロインに好かれるんだったはずだ。
ならこのルートで気をつければいいところはマーリンが優しくなればいい。もうこの5年間でやることはやった、大丈夫だ問題ない。
マーリンは前世の妹見たく天使な性格になったはずだアルフレッドに対して以外、大丈夫だと思いたい。
ちなみにアルフレッドとは本当にあのホームパーティーから一度もあっていない。わー避けようと思えば避けれたよ。
「坊ちゃん、あんた未来予知の能力でもあんの?」
アルベルトが来た日に俺に意味深な目を向けてくるパブロさんににっこりと微笑んんだ。
「そんなものはない。」
そうだよなーというパブロさんは少しだけ冗談っぽく笑った。
その日からさらに3ヶ月がたったあたり、アルベルトもマーリンの溺愛ぶりによりいい兄弟になった。ちなみに俺はそれとなーく接しているから問題ない。
マーリンとアルベルトが二人で買い物に行ってるそんな日にパブロさんとエニーさんと俺の3人でお茶をすることになったそのときにパブロさんは俺に問いかけた。
「そういえば坊ちゃんあの質問の意味ってどういうことなんだ?」
確かにアルベルト坊ちゃんが来ることが答えになるのか?と首をかしげるパブロさんに俺は前々から考えていたことをいうことにした。
「家出するんだよ、家出。ああもちろんお父様には話は通しているし、本当の家出ではないんだけどな。」
案外簡単に許可をくれたお父様にこれは少し不信感を抱いたがなんらもんだいは無いだろう。
もともとこの家の利益にならない。そういてもいなくても当たり前のようなことしかしていない。
パーティーにでてもすることは妹を優位に立たせるための男どもへの対応。
妹を傷つけるような女性への対処等しかしていないし、何より妹が天使のようなのでもう俺も必要無いと感じた。だからこそ考えた家出だ。
「………は?坊っちゃまが家出?なんでですか?僕嫌ですよ。」
ガチャンッ
と嫌な音がして振り返るとそこには飲み物を入れていたカップを落としたエニーさんがいた。未だフリーズしているパブロさんのことは総スルーで。持ってきてもらった飲み物が冷たいので良かった、エニーさんは火傷してい無いようだ。ちょっとホッとした。
「お考え直しください坊っちゃま!僕たちが、今、本気でお世話したいと思えるのは無茶をするあなたの妹君と本当にいつ何をするかわから無いあなただけです!!!パブロも同じ気持ちでしょう!」
そうなのだ。何を思ったか今はエニーさんもパブロさんも俺とマーリン専用の使用人になっている。
所属は伯爵家となっているがエニーさんもパブロさんも俺とお父様に命令されたら俺の命令の方を聞かなければならないという契約を結んだらしい。
やべぇ俺の味方強い。
この話は置いておいて、
「アルベルトが来た以上俺はここにいれない、ここはアルベルトが継ぐ。アルベルトは俺より優秀だ。」
俺がそういえばいつの間にか復活したパブロさんがいつかの日のごとくガクガクと俺の肩を掴んで揺らしていた。
「トバリ坊ちゃんより優秀な人なんて探しても御当主様だけだ!考え直してくれ!!」
と言われてももういっちゃったし部屋の荷物ほとんと家出する場所にお父様に頼んで送ってもらったし、後戻りはできない。
「お前達にはここに残ってもらう、様子は見に来てもらうし、契約を解除するわけじゃないから落ち着け、それに今頼んでいることの報告はお前達に続けてもらうからな」
俺がそういえばつながりが完全に切れるんじゃないんだなと少しホッとしたようにガクガクをやめてくれた。
「安心しろ、学園に入るときには従事者を最低二人連れていかなければならない。それをお前達に任せる。それと俺は卒業するまで無事ならお前達と一緒に家を出て過ごすつもりだどうだ?嫌か?」
俺がいえば、二人は不満そうに顔を見合わせて坊ちゃん(坊っちゃま)についていきますと言ってくれた。何がそんなに不満だね、別に俺はお父様と親子の縁を切るわけじゃないんだぞ、平穏に暮らしたいだけだ。
「びっくりさせないでくださいよ坊っちゃま、僕びっくりしたじゃないですか…(きっと旦那様は何か考えがおありなのだろうな、トバリ様以上に秀でた方などそういないし)」
「坊ちゃん、日替わりで見に行くからな?無茶すんなよ?坊ちゃんに何かあったら原因ぶっ潰しにかかるぞ?」
二人揃って不安そうに言うものだから俺は少し笑ってしまった。
「そんなに驚くほどのものではないだろう、俺は役立たずのガキだ。問題児が家出するんだなんら問題はないだろうが。」
俺がくすくすと笑いながらいえば二人は少し不自然に固まった、俺は不思議に思い首をかしげた。
「おいお前達どうしっ⁉︎⁉︎」
突然視界が覆われて誰かに抱きすくめられた、
「トバリ、どういうことか説明しろ」
耳元で聞こえた声は確かな怒りと焦りが含まれていたと思う。なんで今日お前がいる、この屋敷に、
アルフレッド
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