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乙女ゲームの悪役令嬢の兄に転生したんだかいつの間にか俺が攻略対象を攻略していた件について
ブラコンとブラコン
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さってと俺の義弟が凄いブラコンになっていたのはまぁ仕方ないとしよう。うん俺も若干わかるしな…ブラコンになる理由。
だって兄弟と離れたら愛おしさ百倍。これは離れて見ないとわからないけど愛おしさ百倍。
兄姉や弟妹がいる諸君…これ実は本当です。
前世今世とシスコンな俺だが実は昔は大の妹嫌いでした。半径1メートル以内に入ってくるな、同じ空間にいるのも無理、そんな時期が す ご く 短 い があった。だけど意外や意外少し離れてみると可愛さがめちゃくちゃわかる。
ま、限度が超えてしまって俺は立派なシスコンになったわけですが。
多分この義弟も同じだろう。なら仕方ない。
「あー…アルべ。少しでいい今は客人の前だシャキッとしろ」
未だ腰元に抱きついているこの義弟に言えばバッと直ぐに教育の行き届いた我が家の次男坊になった。うん、さすが。
「ゼアド、」
俺はゼアドに微笑んだ。
俺の義弟天使だろう?と
「ああ、少しわかる」
さすが我が友人。この際魔王とかはどうでもいい。俺はいい友を持ったなと少し笑った。
「これはゼアド様も対象ですわね…」
マーリンが何かつぶやいたような気がしたがよく聞き取れなかった。
俺は仕切り直すために此処一番の声を出した。
「さぁお前たち、食事にしよう。夕刻には俺はまた出ることになる。それまでめいいっぱい俺と話してくれるかな?可愛い馬鹿妹と馬鹿義弟よ」
俺は多分綺麗に笑っていたと思う。
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