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☆★☆
「落ち着いた?」
姫野は俺の号泣が治まるまで待ってくれた。
「ハンカチありがとー…ずび…」
「…それ、返さなくていいから」
「いや、悪いしー…」
「汚いからあげる」
姫野…脅迫するような屑野郎なのに、ハンカチはくれるんだね。
いいヤツ…なわけねーか。
チンコも小さそうだし、ケツの孔も小さそうだし。
「で、俺が化学部に入ってやることってなに?」
どうせロクなことじゃないだろうけど。
「ふ、その前に僕のこれまでの研究開発の成果について見せてあげよう」
またどっかの物理学者みたいなポーズしてる。こいつ、案外ナルシストなのかな。
一緒にいると疲れるわ、こういうタイプ。
それにしても、この化学部って姫野以外に部員いないの?誰も来ないんですけど。
さっきの動画見せられた件については、誰もいなかったことが助かったけど。
そろそろこいつと二人でいるのは疲れてきたぞ。
「こっちに来てみてくれ」
姫野にどや顔で見せられたのは、さっき姫野が餌をあげていた水槽。二つ並んで水槽が置いてあり、その中で可愛らしい金魚が数匹泳いでる。
「この右と左の水槽、比較してみてくれないか?」
比較…?
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