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気まぐれでも、出来心でも、ヤリ目でも、全然構わない。
ふわ、と身体が浮いて、気がついたら玄関の床に倒されていた。
古橋さんが衝動的に俺のパジャマの裾を持ち上げた。
いつの間にかチンコは完勃ち。古橋さんが俺の身体をまさぐるように差し入れ、ギクっとしたように手を引っ込めた。
「やめないで…?」
ずっと閉じていた目を開けた。
上を見上げると、古橋さんがカッと目を見開いて、剥き出しになった俺の身体を凝視していた。
「悠真、この痕…なん…だ…?」
身体が瞬間的に凍りつく。
とっさに持ち上げられていた裾を下ろす。見られたくない。
俺の肌には無数の噛み痕、殴られた痣がある。
暴力オッサンが毎回毎回、腹パンしたり、噛んだりするから。
古橋さんは俺が拒むのを無視して、また裾を上げる。なんでそんなに痕見たいんだよ?
俺は嫌なのに。
「お前、イジめられてんのか?」
イジめられてる、は正解。
でも、言えない。ただ首をふるふると振った。
「でも殴られた痕だろ、これ。でも、こっちは…誰かに吸われたような…」
「もう、見ないで」
紫色の斑点。姫野に見られてもなんとも思わなかったのに、こんな気持ちのこんな状態の時に好きな人に見られるのは嫌。
「誰かとヤったのか?」
古橋さんの表情が悔しそうに歪む。
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