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「まだ話したいことあるんだろ?」
さすが近藤。わかってる。
「うん、でも部活行っていーよ。引きとめてごめん」
「悪いな。終わったらお前んち行くから。もう泣くなよ」
そう言って、ダッシュで教室を飛び出して行った。
教室には俺と姫野だけが取り残された。
姫野は倒れたままぴくりとも動かない。
やべぇ。もしかして、打ちどころ悪くて死んじゃったの…?
おそるおそる近づいて、肩を揺すってみた。
「ひ…姫野くーん?」
何回かゆさゆさ揺すってみると、指がピクッと反応した。
「よかったぁー。生きてる」
むくっと起き上がる。
でもその時、信じられないことが起きた。
頭がぽろっと取れたのだ。
いや、頭って言うか…これ、ワカメ?まりも?
床にまりもが落ちている。
「へ?」
拾い上げると、確かに髪の…毛。
「ぎゃ…ぎゃぁぁぁぁぁッ!」
殴られた衝撃で髪が全部抜けるってあんの!?
なんでこんなに塊で抜けるの!?普通抜け毛って一本ずつ抜けるよね!?
なにこれッ!?
ホラーだよ。ホラー!
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