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人の噂も15日ってね
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いや、違うから人の噂も75日だからそんなに短くねぇよ!
いやー噂ってどこから回るのか分からないな…昨日のお見合い(?)から一夜明けていまは学校なう
何かさ校門を抜けたあたりから周りの視線がはんぱねぇのよ。自意識過剰じゃないよまじで見られてんだって!
俺が何かしたか!あぁ、したよ!学校一モテる鏑木夢路と付き合ってるからな!何か文句あるか!
と言いたいけど俺はあいにくそんな勇気など持ち合わせておりません。そこ、ヘタレとか言うな。自覚済みだっつーの!
なんて1人で意味のない葛藤してると何か変な集団がやって来る…え、こわい。
「お、おはようございますっ!楓様!」
『お…おは、よ?』
集団に挨拶をされて挨拶をしかえせば何故か歓声が上がる…全く意味が分からないからね、誰か説明求む、いますぐに!
てか誰かツッコんで、俺の名前に様付けされてるから
俺そんな偉い人ではないしどっちかって言うともう何だ、地味だよ、目立たないのにな
教室に行くと先ほどの校門と同じ視線を感じるぜビシバシな!(ドヤ
自分の席に着くと1人の男子が俺に近づいてくる
「あのさ早川…」
『…ん?』
「鏑木くんと付き合ってるって…ほんとか?」
『…え』
誰に見られた…?
いや当たり前か…あそこは中心街だし、誰がいたっておかしくはないか…
『あー……』
返答に困ってるとガラっと教室のドアが開いてその男はツカツカとやってきて俺を力いっぱい抱きしめる。
『…っ?!』
「おはよう、楓」
『お、おはよ…かぶ……ゆめ、じ…』
恥ずかしいっ!今更名前呼びとかはっず!カァァアって顔が熱くなってくのが分かるとそれが伝染したのかクラスの人たちも顔を紅くさせてた。
「可愛いな楓は」
『だからっ…可愛くねぇって!』
こいつは何度言ったらわかってくれるんだ!それにされ気なく俺をお前の膝の上に座らせないでぇぇえ!
「…ヤバイ、勃ちそう…」
『おぉぉおい!』
こいつこんなだったのか!下ネタ言うし、ベタベタだし!鏑木の噂知ってるか!クールで素敵!だなんた女子に言われてたが全然クールじゃねぇよっ!デレデレだよ!
「あ、あのっ…鏑木くんと、早川くんはつ、付き合ってるの?」
先ほどの質問を今度は女子がしてきた…何でそんなに気になるんだろうか…って当たり前か…学校のアイドルがいきなりこんなのと付き合ってるんだもんな…
「あぁ、付き合ってるよ」
「そ、そっか!うん…私たち応援するね!」
「ありがとう」
ニコッと効果音がつきそうな笑みを浮かべると女子は卒倒する…笑顔で悩殺?ガチであったのか…
「大丈夫…噂はすぐに収まる」
『の前に俺を解放してくれ』
「えー」
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