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魅来side
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『え?え?瑠衣!?ねぇ!瑠衣!!』
突然倒れてしまった瑠衣を僕は支える
『ど、どうしよう…あ…福見会長に…!』
福見会長に助けてもらおうと瑠衣をおぶって生徒会室に猛ダッシュした
瑠衣の過去を僕は知らない
でも瑠衣は嫌われる事を凄く凄く怖がっている
だから、絶対何かあるんだ…
瑠衣の事は嫌いじゃない
好き、大好き
でもその一言が恥ずかしくて口に出せない
瑠衣は普通に言ってくれるけど…そんな簡単に言えないよ……男の子同士なんだもん…
『好きって、大好きって言えばよかった…』
そう後悔が押し寄せて来ると同時にやっと生徒会室にたどり着いた
『福見会長!!』
僕は扉をか思いっきり開けた
中では仕事をしていただろう会長以外の皆、首を休めていた会長がびっくりして椅子から落ちていた
遊「どうした」
福見会長はそう言って近づいてきた
『あの、瑠衣が急に倒れて!助けて!!瑠衣を助けて!!』
そう涙目で訴えると佐川副会長がこちらに向かってきた
雅「その人をこちらに渡してください」
そう言われた僕はそっと瑠衣を下ろし佐川副会長に渡した
佐川副会長はひょいっと瑠衣を姫抱っこしある部屋に連れて行ってしまった
少し胸がズキッとした
遊「あいつは医者になるのが夢なんだ。だからあいつに任せとけ」
その一言で少し楽になった気がした
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