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【マジキチ】メンヘラな幼馴染みに死ぬほど愛されry【ヤンホモ】
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朝7時30分、ほぼぴったりにインターホンが鳴り
カズマが笑顔でユーリを迎えに来る
「おっはよー、うさぎ!おとうと!」
「おはよう、カズマ。あ、今朝はスクランブルエッグだった?」
「おう!なんで分かったんだ?」
「ここに、ケチャップが付いてるから」
ユーリはぐいっとカズマの口の端についたケチャップを指で拭うとそれをペロリとなめとった
「ん、おいし」
(うわぁ…)
引いているのは俺だけのようでカズマはにこにこしながらセンキュー!なんてお礼を言っている
溺愛され過ぎてこんなことは日常茶飯事なのだ
自分で染めた明るいオレンジの少しふわふわな髪の毛
クリクリした目は確かに印象的だが童顔すぎるし
バカだし、サッカー部だけど万年補欠だし
カズマがユーリに執着される理由は見当たらないように見える
(ユーリとほぼ同じスペックの俺の方が絶対ユーリには相応しいと思うけど)
「あーもーすっかり夏だなあ!かき氷にたこ焼きに綿菓子に焼きそばにアイスだ!」
「ふふ、食べ物ばっかり。可愛いなあカズマは。花火大会も夜市も海もプールも今年も二人でたくさん行こうね~」
「おう!」
楽しそうな二人の後をとぼとぼ歩く
行き先は名前さえ書ければ誰でも受かる私立高校
カズマと同じ高校に行きたいユーリは躊躇なくこの高校を選びユーリと同じ高校に行きたい俺も躊躇なくこの高校を選んだ
不良ばかりの落ちこぼれ高校
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