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【マジキチ】メンヘラな幼馴染みに死ぬほど愛されry【ヤンホモ】
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「そう、なんだ…」
それは以前ユーリがカズマに約束していたものだったから
ドSで鬼畜な俺の兄は好きな子がこんな風な顔をするのは堪らないまろうな、と思ってユーリの表情を盗み見ると、今にも泣きそうな顔をしていた
「ああっカズマ!大丈夫だよ!あそこは使○フィギア沢山あるしさ、カズマのぶんも絶対に取るから!ガラスぶち破ってでも店員を恐喝してでも絶対に取るから!!もー僕がカズマとの約束破るわけないでしょ!」
「そっかー、覚えててくれたんだな!」
「当たり前だよ、カズマの事なら何でも覚えてる!
1年前のこの時間に交わした些細な会話だって再生できるよー!」
いつのまにか俺はぽいっと道路に投げ出され、迷子になるからとかいう理由でユーリはカズマの手を握って足早に歩き出した
ジクジクと傷口が傷んで追い付けない
(なんなんだよ、俺、イラナイコじゃん)
あ、やばい泣きそうかも。
ユーリは俺のお兄ちゃんでカズマだってもう10年の付き合いなのに(今日は初対面設定だけど)
二人でつるんでどんどん先に進んで行くなんて
昔花火大会の時に二人は俺が迷子にならないように
俺の両手をそれぞれが引いていてくれたのに
(まんなか、だったのに)
「それ、靴擦れ?大丈夫かよ?」
立ち止まった俺に声をかけてきたのはユーリでもカズマでもなかった
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