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点滴
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「渡辺さん、後藤田さん点滴が漏れていたので入れ替えてきます」
「あの人血管見えにくいよー、出来なかったら声かけてね!」
「ありがとうございます!!」
実はまだ点滴の針を入れるのが苦手だったりする。でも、
やらなくてはなにも始まらない
先輩指導の元、一先ず自分でトライしてみるというルールがある。
留置針は経験がものをいうので、とにかく自分で刺して経験を積んでいく!
っていうことらしい。
先輩に声をかけてから、後藤田さんのところへ行く。
「お待たせしました。点滴入れますね」
駆血帯を巻き血管が怒張するのを待つんだけどなかなか出ない。
しかも刺青のため、さらに見にくい。
(ここだと思うんだけど…)
スッ…と針を皮膚を通すと
「痛て!!痛てぇーーー!!!なにすんだよぉ!!」
「ぇ、ご、ごめんなさい!!!」
入れた針を抜き、止血する。
「あー痛かった。なぁ、まだ点滴しなきゃダメなのかよー」
非難するような視線を浴び
「えと、あのー…せ、先輩呼んできます!!」
逃げました。
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