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ナースステーションに戻り先輩の渡辺さんに
やっぱり入りませんでした。
と伝えて交代してもらった。
任せてー
っというと先輩はサッとやってスっと入れてしまった。
おまけにあんなに怖い後藤田さんに向かって
「もう痛い痛い言わないの、刺青の方がよっぽど痛かったでしょ?」
なんて、言っておられました。
(つ、強い!!)
一緒に病室を出て、ナースステーションで
「あー、もうサーフロ苦手です!!!なんで渡辺さんはあんな簡単に入れられるんですか!!!?」
「ふふん、練習よ練習。相田くんも練習あるのみ!経験を積みなさい」
「じゃあ渡辺さん!腕貸して下さい!!」
「ぇ、やだ。だってあんた下手なんだもん」
oh......
すっぱりと断りましたね。
そりゃ、オレ点滴刺すのヘタだけどさ、そんなすっぱり断らなくてもさー。
「じゃあ、俺の腕を貸してあげるよ」
後ろから聞こえてきた声
「おだせんせい」
ドキッとした胸。
「あら、やったじゃない。犠牲者、じゃなくて生贄でもなくて…えーと指導者?が出来て!!」
って先輩!
ひどいです!!
「で、でも先生に迷惑…!」
「いいじゃない。先生がいいって言ってるんだから!それに先生、針入れるの上手だし、血管も見えるからきっと入るわよ」
「でも、あの!」
「気にしないでいいよ」
オレを余所に先輩と先生が勝手に決めていく。
「じゃあ、今日仕事終わったあとにね」
って先生はナースステーションを出ていってしまった。
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