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お久しぶりです5
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そう言えば、今だれがノートとってんだ?と思い端末画面から顔を上げる
すると、前の二人と横の秋はいつもどうりだったから、きっと海深が書いてんだな。
「あぁー…暇なった…」
1回集中がそれると一気にヤル気が消える
この性格どうにかしたい
「優ちん暇なん?」
俺の呟きを聞いた海深は後ろからちょんちょんとつついてきた
「暇だけど、ノートは手伝わねぇ」
何となく、言いたい事を察した俺は先に断っとく
ノート書くのって嫌なんだよなー
「そんな殺生な!!」
まるで悲劇のヒロインのように嘆く海深を放っておき、また携帯を弄り出す
何か時間を潰せるものがないか探すが、特にない
妄想は書きためたしー
更新した小説も見れた。
買いたいものもないし…
あぁー、本気で暇になってきたパティーン
え、これ手伝った方がいいのか?
それだとみんなハッピーってか?……………嫌、いいや
「優ちゃん、さっきからそわそわしすぎよ〜」
クルッ、と体ごと後ろを向いてた雲丹
こいつ授業中とか考えてねえだろ
「だって暇だし」
「暇なら勉強するか?」
雲丹に暇だと答えたら返答が来たのは横からだった
秋が俺に勉強するか?と聞いてきてくれた
「あ、そうしよう
て事で、暇なくなったわ」
海深にも聞こえる音量で言う
「つれないね〜」と言いながら、前を向いた雲丹
さて、今から勉強が始まります
「よし、優はさ高校に入って分かんなくなった場所ある?」
「いやー、なんか皆の書くノートが綺麗で分かりやすくて苦労してないです」
だって、中学の時は自分で書いてたノートは写しただけだけど、みんなが書くノート振り返りからしてくれるから分かりやすくてたまんない
「じゃあ、中学の時のは?」
「んんー…いけるところが増えたけど、変わらず分かんないところはある
特に、数学!!」
中学の時に理解できず、受験でも間に合わなかった振り返りは今だ分からず
それでも、振り返ってくれるノートを見ながら理解できることも増えた
「そっか、じゃあ証明とか、面積、表面積、体積の公式も分かる?」
「えーと…こんなんだったよね」
証明は長いのでひとまず置いといて、様々な公式を書いていく
それを見て秋が、ここはxだとかπだとか教えてもらい、叩き込む
ついでに他の公式も一通り書かされた
そんな感じで午後の授業は先生の話よりも、秋の授業に集中し、大分理解はできるようになった
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