アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
独占欲
-
「なぁ、岬ー。お前あいつの下僕なんだよな」
「んー?そうだよ?」
下僕…最初は抵抗があったのに、今じゃどうとも思わない。一緒にいて面白いし、特に何をされるわけでもなく。
何を考えてるんだかまったくわからないけど悪いとは思わないし!
「なんか、毎日酷いこととかされてんじゃねーの?自分で魔人とか言ってんだからさ。何されてるんだよ」
「何?…うーん…。一緒にご飯食べたり、掃除一緒にさせられたり、一緒に帰らされたり??」
「…なんだそりゃ!」
「なんだそりゃ!だよね!」
「おい!下僕!俺様に隠れて悪口とはいい度胸だな!」
「でた!噂をすれば!」
「何だその反応!下僕のくせに生意気な!罰としてお前は今日俺様の荷物持ちになってもらう!」
「ははは!岬、どんまい!」
「さぁ、今日も俺様と一緒にかえるぞ」
「はーい。バイバイ!また明日!」
「またなー」
なんだろう。ゴルゴンくんの横顔がいつもより怖かった気がするんだけど気のせいだろうか。
そして荷物持ちと言ったくせに、とくに何もされなかった。
荷物持たなくていいの?ときいたら、気が変わったと言われた。
やっぱりゴルゴンくんはよくわからない。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
4 / 11