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お昼の時間
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いつも気になっていることがある。
「ねえゴルゴン君」
「なんだ下僕」
「いっつも思ってるんだけどさ…なんでお昼ご飯、チーズなの?臭くない?」
毎日毎日。いつもチーズ。いや、チーズばっかでは無いけど…絶対どっかにチーズが入っている。飽きないんだろうか?
「チーズ好きなんだ?ていうかゴルゴン君、名前もチーズだよね」
「…何だ、俺様がチーズ好きで悪いか」
「いや。悪いとは思わないけど」
「いいか…チーズにはな、牛乳の何倍ものカルシウムが含まれているんだぞ。しかも美肌効果もあってだな」
「……」
ちょっとした疑問をいっただけなのに、聞いてもいないのに、チーズに関する雑学を色々と話し始めた…
悪魔のくせに!魔人のくせに!なんで健康に気を使ってるの!
「…ゴルゴン君て面白いね」
「なにが面白いんだ?」
「別に?」
「お前は下僕のくせに生意気だな」
最初は怖いやつかと思っていたけどこうやって話してると普通の人だ。
…いったい何をどうしてこうなってしまったのかすごくきになるところだ…でもきっとそんなこと聞いたら怒るし…「俺は魔王の使いだ!」って言い張ってお話にならないんだろうな…
でも気になる
「なんだ下僕。そんなに見つめて…俺様の顔に穴でもあける気か?」
…そういえば結構一緒にいるのに…学校以外で何してるとか、普段どんな生活してるとか…そういうの何も知らないな…。
趣味の話や日常話をすることもないし(なんか魔界がどうたらって話はするけどよくわかんない)
「よし!罰として次の体育の授業は俺様とペアをくんでもらおうか!しごいてやろう!喜べ!」
「わー楽しみ―」
もっと君のことを知りたいなんて言ったらどういう顔するんだろう
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