アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
彼女持ちのせんぱいに恋してるのに兄と幼なじみに猛アタックされてます。
高熱⑥
-
どうしよう、ドキドキしてヤス兄の顔見れない……。
絶対俺の顔ヤバイ。どんな顔してるか分かんないもん。
ヤス兄は黙り込んでしまって、そっと布団から出ていく。
密着していた身体が離れてほっと胸を撫で下ろした時だった。
扉の開閉の音が聞こえなくて、不思議に思ってふと顔を上げると、
「……シュウ……ごめん。本当にごめん。」
──ど、土下座あああああああああああッ!?
「え、ちょ、何してんの!?」
飛び起きて、ヤス兄に駆け寄って、
土下座を止めさせようとするけれど、びくともしない。
床にぺったりと額をくっ付けて完璧なフォームで土下座を行っている。
どこで習ったらこんな美しい土下座が出来るの……!?
川のほとりで小鳥と散歩してたら水が飲みたくなって屈んだ王子様みたいになってるけど!?
「反省してるのは分かったからホントやめてよぉぉ……っ」
自分が憐れに思える……っ、何で俺ヤス兄みたいに生まれなかったんだろうっ。
前に来て後ろに回って一所懸命に押したり引っ張ったりした。
ぐぬぬ、何故だ全然動かない……!
俺そんなに腕力ないのかな……っ、ショック……!
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
48 / 408