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彼女持ちのせんぱいに恋してるのに兄と幼なじみに猛アタックされてます。
高熱⑬
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「……あの、それどう言う意味……。」
何。
今先輩何て言った?
「え、いや、冗談だって……!
お前すぐ冗談鵜呑みにしすぎだろ、昨日だって、あれは─────…………」
ちょっと待ってよ。
「お前の幼なじみ、あれ、友情じゃなくて恋愛のつもりで言ってたんだぜ?」
……………─────何じゃそりゃ……
「そりゃ俺だってお前に好かれてるのは嬉しいって。
全く、勘違いして泣き出されるなんてびっくりしたぞ。」
何なんだよそれ……。
何で……。
「……シュウ?」
だって俺、昨日いっぱい泣いて、苦しくて……
友情?
恋愛?
分かってたよ、それくらい……。
ヤス兄は俺のことをもっと強く抱き締めて、腕で耳を塞ぐようにする。
「…………お兄ちゃん……?」
鼻で呼吸をすると、ヤス兄の匂いでいっぱいだった。
彼の胸にぺったりと顔を押し付けられて、前が全く何も見えないけど、
顔中涙でいっぱいで、離したくないと思ってしまう。
でも耳を塞ぐ腕は抱き締め方が優しすぎて、丸聞こえだ。
「…………船深和兔、」
「ん? 何だよ会長様?」
「お前を今すぐ葬りたい。」
──え"え"ええええええええええッ!? 何言っちゃってんのこの人!?
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