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再開はいつも突然に
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「あ〜、西岡さんだ…西岡さん……西岡さん!?」
俺は慌てて立ち上がるも、想像以上に弱っていたらしく、足元がふらつき倒れそうになった。
「おわっ、と…大丈夫?」
しかし、西岡さんが慌てて買い物カゴを降ろし俺を抱きとめてくれたことで、倒れることはなかった。西岡さんの腕の中はなんだかあの本屋とは別な良い香りがして心地よかった…って、俺何思ってんだよっ。
「君…常連くんだよね?身体熱いけど大丈夫?もしかして熱でもあるの?」
西岡さんはそう言うと、俺の額に西岡さんの額をくっつけていた。
「熱いな…家どこ?送ってあげる…って、大丈夫?聞こえてる?」
西岡さんは何言っている様子だったけど、俺には全く何言っているかわからなくて、ただただぼーっと西岡さんを見つめていた。だけど、瞼は段々重くなって、遂にそのまま西岡さんの腕の中で意識を失った。
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