アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
173
-
セル
「じいさんあんた…まさか本当にそういう趣味があって監禁してるのか…?
いくら吸血鬼でも流石につかまんぞ?」
眠っていて分からないが恐らくモニターの中の少年は人間だろう。
人間と吸血鬼を仲良くする前にこんな事したら余計にややこしくなりそうだな…
祖父
「なんだか凄く悲しいが
珍しく孫が心配してくへてる事に喜んで置くよ」
出雲
「セルって本当根は優しいよね」
セル
「ふざけてるようなら帰るぞ」
出雲
「ごめんごめん」
すると祖父は俺と祖父の後ろにいる3人の吸血鬼を交互に見て話す
祖父
「まあ私も忙しいからな。単刀直入に話そう
今日からしばらくセルと君たち3人の計4人には
日替わりで彼__春人くんの世話係をしてもらう」
…は??
セル
「何言ってんだ?じいさん
アイツもどうせ吸血鬼と人間の間に生まれたヤツなんだろ?
だったらこんな監禁したり世話係を4人に絞らなくても
こっちの施設に預ければ」
最後まで言う前に祖父は口を挟んでくる
祖父
「セル、彼は『姫』なんだよ」
セル
「ヒメ…?」
祖父
「姫は庶民と一緒に暮らさないだろう?
広い部屋にたった1人で遣いの者たちに世話を焼かれる
彼はそれに値する人だよ」
祖父の赤い瞳がほくそ笑んでゾッとする。
祖父がここまで執着するという事は
ヤツが人鬼協和計画に深く関わっているのだろう。
今聞いてもどうせこのクソじじいは教えてくれない
だったら
セル
「分かった。あんたの命だからな」
祖父
「ふふ、わかってくれたか。
じゃあ早速明日から順番に頼むよセル。君たちもね」
祖父の後ろに綺麗に並んで立っている吸血鬼3人は「はい!」と返事をした
ここ…祖父信者の溜まり場かよ
セル
「その前にさ、一度アイツに会ってきてもいいか?」
祖父
「あぁ、構わないよ。ただしこの執事服を着るようにね」
セル
「…あんたやっぱり一度捕まった方がいいぞ」
出雲
「俺とお揃いの衣装だよ♪セル」
セル
「全く嬉しくねえ」
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
174 / 181