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案内。
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転校日当日。
また馬鹿でかい門の前に立つ。
「いつ見てもすごいなぁ」
ほんと、感心するよ。
それにこれ作った人、マジ神だ…。
そして、前と同様インターホンを押す。
「編入生、神崎 遙です。」
そういうと門が開く。
そこには前と違い、生徒らしき人がいた。
「こんにちわ。神崎くん。僕はここの副会長をしている橘 朔耶(たちばな さくや)と言うんだ。よろしくね?」
「はい。よろしくお願いします。」
そういうと、案内をしてくれた。
使いそうな日常的な場所はだいたい案内された。
僕はさっきからイライラモヤモヤと晴れない気分でいた。
原因は副会長を名乗る案内人。
ずっとニコニコ笑顔。胡散臭い、嘘つき笑顔だ。
僕は分からなかった。
なぜ作り笑いをするのか……
それにそれを見破るとイライラしてくる。
そして、遂に言ってやった。
「あの、初めて会った時から思ってたんですけど、なんでずっと作り笑いしてるんですか?」
ふぅ……すっきりしたぁ!
あれ?副会長さん、目ぇ見開いて固まってる。
そんなに見破られたのショックだったのかな?
「神崎 遙。君は面白いね」
ん?雰囲気変わったぁっ!?
「遊びたくなるなぁ。こーゆー子はね?(黒笑)」
あ、今度は本気で笑ってる…
なんか、引っかかるな…
副会長、作り笑い…黒笑…
あ、ねぇちゃんが言ってた定番とかいうやつかな?
ふらぐっていうやつ立てちゃったんだよね…?多分…まぁどーにかなるか!
「でも、君はあり得ないと思っていたなー。だってモブだし、なんかよく漫画で見そーなモブ。」
「え、モブに見えてますか?」
「はっ?まぁ、モブだね、どこから見ても。」
「そーですか!!」
僕は嬉々とした声で言った。
不審そうに見られたけど気にしなーい!
やった!ねぇちゃん!モブに見えるって!
これで安全だね!
そして、全部見終わり、副会長とも別れ、
寮へと向かうことにした。
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