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恭平
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ー恭平ー
俺は、ずっと一緒にいた向田に好きと言われた。
ふざけてるのかと思ったけど、あいつはふざけてそんな事を言う奴ではない。
だけどフった。
そりゃあ、
いきなり男に好きだって言われるなんて想像もつかないし、考えた事もなかった。
しかも、保育園から一緒だった親友に。
気まずいけど、
いつも通りにしないと皆も心配するだろうし、向田とは今まで通りにしたい。
朝は挨拶してくれるなんて思わなかったから少し驚いた。
……ってゆうかあの新入社員、向田にくっつきすぎじゃないか?
小野寺……だったっけか?
なんか昼も向田を誘ったみたいだし。
2人きりにして大丈夫かな?
いや大丈夫だろ。
……あぁっーーー!!!
やっぱり心配だ!見に行く!
行く場所はだいたい予想がつく。
いつも屋上で食べてるからそこにいるだろう。
階段を上がっていくと、向田と小野寺の声が聞こえた。
……ケンカしているのか?
俺は急いでドアを開けた……
と同時にすごい光景が目に入った。
向田が……押し倒されている?
…なんで?
「向田……?」
「恭平…」
「……大森さん…」
どうゆう事だ?
恭平が涙目でこっちを見ている。
恭平の涙目と、まるで助けてと言っているような表情を見た瞬間
俺は恭平の上に乗っている小野寺を突き飛ばした。
「何を、やっているんだ小野寺」
「別に」
「じゃあ、なんで向田の口元は唾液まみれなんだ?」
「ち、違うよ恭平!
こ、これは水で、理玖とは何にもしてないよ!」
ああ、嘘をついている顔だ。
向田はすぐに顔に出る。
っていうか、そんな嘘だれでもわかるよ!
「俺と先輩が何をしてもあなたには関係ないじゃないですか」
関係ない?
あるに決まっているだろ!!!
あれ?
俺は……怒っているのか?
なんで?
「関係ない?おまえなんかに何がわかる?」
気づいたら、向田の手をとって2人きりになれる場所を探していた。
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