アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
ト、トイレ
-
「向田…」
恭平に連れてこられたのは……
トイレ…の個室。
狭いし身体が近い。
名前を呼ばれても恭平の顔がみれない。
今は見たくない。
黙って個室を出ようとしら、腕を掴まれて体の向きを変えられた。
「何であんな奴とキスをしたんだ?」
「……恭平には関係ない」
「なんで?関係あるだろ!」
「俺はさ!恭平と付き合ってない。
俺はおまえにフられた!
だから、次に好きになる人がいても
誰とキスしても……恭平には関係ない…」
そうだよ、俺はフられたんだ。
「じゃあ、おまえはアイツの事が好きなのか?」
「ああっ!そうだよ何か文句あっか?」
うわぁぁぁぁ!
勢いで変な事言っちゃった。
えっ、どうしよう…
「………そうか。
悪かったな邪魔して。」
そう言って恭平はトイレから出て行った。
これからどうしよう…
みたいな事を考えながら歩いてたら
理玖に呼び止められた。
「向田さぁぁぁぁぁん!」
「あの…さっきは…なんかゴメン。
あ、弁当箱ありがとうございます。」
平気を装う。
「いいんすよっ!☆
向田さんの弁当箱に残ってたの俺
食っちゃったしw」
「えぇぇぇぇぇ!!!!
後で食べようとしたのにぃー!」
大丈夫 大丈夫 大丈夫
ちゃんと笑えてる。
「ところでさぁー。
あの黒髪と付き合ってるの?」
黒髪……?
恭平か。
「あはは…付き合ってないよ」
余計なこと聞くなよ。
なんでそう思うんだ。
今は……泣きそうなのに。
「よかったぁ?!
向田さん。俺と付き合わない?
絶対に泣かせたりしないよ?」
「は……?まじで?いやいやいやいや!」
「いやぁ?、いきなりだけど俺一目惚れだし。」
いきなりすぎるだろぉぉぉ!!!
いやでも恭平に理玖が好きだって
言っちゃったしなぁ。
まぁ、俺フられたし。
ためしに付き合ってみよう…かな?
「わかった。いいよ!」
「まじ?生きててよかったぁー!
幸せにしますよ?」
「お、おぅ…よろしく…」
というわけで、
おれと理玖は付き合うことになった。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
6 / 53