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話したい事
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「んで、話したい事って?」
「あんたが向田の事をフったんだろ?」
「…なんで?」
なんでコイツが知ってるんだ?
もしかして、向田が…?
「前、一緒に昼メシ食ってたら恋バナになってだな…。
そん時に、
「俺は小さい頃から好きだった奴がいたんだけど、フられたんだよね。」
みたいな事を言ってたんだ。」
「なんでそれだけでわかる?」
「毎日1回はおまえの事を話すんだよね。
それもニッコニッコして …!」
毎日?
俺の事を?
吹っ切れたんじゃないのか?
「最近さ、あんた向田にちょっかい出さないでくれる?
向田の事好きじゃないんだろ?」
「……俺は向田が好きだ。」
「はぁ?今更なに言ってんの?」
そうだよな。
今更なにを言ってるんだか…
向田は今、大森と付き合っている。
俺に勝目があるのかわからんけど、
コイツだけには渡したくない。
俺の向田だ。
絶対に渡さない。
奪ってみせる。
「向田は俺の大切な奴だ。
おまえなんかには譲らない。
話はそれだけか?」
「譲らないかぁ?。
カックィ?ねw
せいぜい、頑張ってくださいなっw」
そう言って大森は屋上から出て行った。
頑張ってくれだ?
上等だ…!
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