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上司
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「佐藤くん、今夜2人で飲みに行かないか?」
「いやぁ?、僕お酒弱いんですよ?…」
「大丈夫 大丈夫!いいだろ?」
大丈夫じゃなーい!!!
このしつこい人は、上司の鈴木さん。
年は45歳らしい。
「じゃ、1時間だけでいいからさ!」
「………わかりました…」
最近すごく僕にちょっかいを出してくるんだ。
上司だから逆らえないし、ちょっと困っている…
「じゃあ、仕事が終わってからねっ」
「…わかりました。」
「2人きりだからねっ」
あ???
恭平になんて言おう…
けっこう嫉妬深いからなぁ?
……………………………………………………
「きょ、恭平!」
「ん?帰ろう。」
「いや、あの…。今日は無理なんだ!
ごめんなさい!」
「なんで?」
「悪いね、大森くん。
佐藤くん、今日借りるからね」
うっわぁ?
なんてタイミングで…
後で俺がしばかれるんだから…
「……わかりました。」
「へっ…?」
「すまないな、行こうか佐藤くん」
「へっ?あ、はい。」
なんか、あっさりだな…
やっぱ、上の人には頭が上がらないのかな?
止めてくれると思ったのに。
まぁ、飲むくらいならいいのか…
なんだ、普通に許してくれるんだな!
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