アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
イジメ。
-
痛む体を無理やり動かし、学校に着く。
下駄箱で上靴を出そうと開けると靴の代わりにゴミが大量に入っていた。
…やっぱり…こうなりますよね…
仕方ないです。スリッパ借りますか…
スリッパを借り、教室に着く。
もともと存在感が薄いので気づかれなかった。
そのまま席に着く。
SHRで出席をとる。
先「鮎沢~」
鮎「はーい!」
先「木崎~」
木「はい~」
先「黒子~…はいないか…」
黒「います。」
教室が静まり返る。するとクラスの一人が口を開く
「なんでいんだよ!?」
「出てけよ!」
「白井さん、怖がってるじゃん!」
口々にいう。
先生も何も言わない。
ここにも味方はいないみたいですね…笑
自嘲気味に笑ってしまう。
表情としては出ないですが笑
SHRが終わるとガタいの良さそうな男子に囲まれる
「お前さよくも、ノコノコと学校来れたよな…
クソウゼェんだよッッ!」
ドゴッ
「ぐっ!?」
お腹を思い切り殴られる。
そしてどんどんエスカレートしていく。
あぁ、みんなどうして気づかないんですか…
あんな悪魔みたいに笑っている白井さんを
なんで分からないんですか…
そう思っていると、殴るのが止まった。
不思議に思い、見てみると殴っていた一人と目が合う。
「なぁ、バスケは手か、足、どっちが大切?
黒「…それはッ!」まぁどっちでもいいや」
ギリギリギリっ
手を踏みつけられる。
黒「アアァッ!?ぐッいっ痛い…ッで、すっ」
ボキッ
黒「ぐぁぁぁっふぅーッふぅーッ」
手首を折られた。指も何箇所かヒビが入っているようだ。
殴っていったやつらは満足したらしく、去って行った。
僕は、人が来なさそうな屋上に痛む手を庇いながら、向かった。
階段を上っていく。
痛み、悲しみ、怒り、悔やみ、寂しさ、苛立ち
すべての感情がごちゃ混ぜになる。
意識が朦朧として頭がくらくらする。
屋上の扉を開ける前に僕の意識は飛んだ。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
15 / 32