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屋上にて。 〜??side〜
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珍しく授業をサボった。
考えたいことがあったからな
それは、バスケ部のこと……テツヤのことだ。
テツヤがやったのか?
だが、たしかに彼女は腕を切られていた。
そして、テツヤは何も言わなかった。
つまり肯定していた、と解釈していいのだろうか…
僕は正しい。間違わない。
悶々と考えていると人がきた…が
足音が聞こえない….?
誰だ?何故こない?
不審に思い、扉に近づく。
ギィー
開くとそこには見慣れた水色の頭が目に映る。
「え、テツヤ?」
呼んでみるが、返事がない。
体じゅうにアザや切り傷があり、痛々しい。
手を庇うようにして倒れていた。
袖の間から肌が見えた。
が、驚いて声が出なかった。
そこには真っ青に色を変え、あり得ないくらいに腫れ上がる手首が見えた。
「折れている…」
さて、どうしようか…
普通はほかっておくのが今の僕のとる態度だろう。
だが、そんなこと、できないよ…テツヤ
仮にも元チームメイトだしな…
僕は急いで保健室から救急セットを取りに行き、
手当てをした。
落ち着いた頃に黒子をまた呼ぶ。
「テツヤ、テツヤ…」
「うっ…」
そして目を覚ました。
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