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俺は力になれたかな?
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真希くんと支度が すみ、彌生さんが待っている
下へ向かった。
「さぁさぁ、二人とも朝ごはん食べてね。」
彌生さんが、ニコニコして、椅子を引いた。
「は、はい。」
き、緊張するなぁ…………。彌生さん、どこかの
お姫様じゃない!?というほど綺麗な方だ。
その綺麗な方を真正面で見られるとは、、、、
「母さん、やめてよ。ただでさえ、お金がないのに
高いの買って!!」
「いいのよ。今日は!雛形さんもいらっしゃるし。」
「…………そうだぞ、真希。」
「もーーっ。」
「母さんこれからもっと頑張るから。」
「……………父さんもだ。」
「頑張りすぎないでよ。」
…………分かるなぁ。真希くん達の事情。俺も
母さんには、頑張りすぎないで。と思う。
「……わかります。」
「「「え?」」」
「自分の親が仕事を頑張ってくれているのに、
自分自身は、まだそれが出来なくて、後悔して
ただただ、親の体調が良いことを願っている。
………けど 今は、逆が多いかな…………。」
「「「……………。」」」
「あっ!すみません。なんか、変な事言って……。」
や、やっちまった…………。3人方 なにも
言わないよぉぉぉーーーーーーーーーーーー!?
ひ、引かれたとか?
「…………………ひなちゃん!。」
「は……………………、えっ!?」
真希くんは、涙がポロポロ出ていた。
俺はこの状況が、わからなかった。
「……わかってくれる人がいたんだ……。ぐすん。」
「えっ?」
「ぼ、僕だけだど思っでだ。みんな、家の人は
うるさい…………っで、っ、言って、、、僕だけ
なのかなぁ…………って思ってい、て。」
「真希くん……。」
そうだよね。わかってくれる人が1人でも
いてくれるとすごく、安心するよね。
「真希の気持ち、初めて知ったわ………。
ありがと。」
彌生さんが
真希くんの髪を優しく撫でる。
「…………俺もだ。ありがと。」
康二さんも、微笑みを浮かべる。
真希くんも、二人に返すような、笑顔だった。
この光景を見ると、無性に母さんに会いたくなる。
今日は、早く帰ろ。(怒っているかもしれないけど)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「雛形さんありがと。」
洗い物をしているときに、彌生さんに
お礼を言われた。
「いえ、お、俺は……
「貴方のおかげで、真希の気持ちが分かったわ。
親が気づかないなんて最悪だけど………。」
「……気持ちに気づかなかったのは、過眠症ですか?」
「…………。あの子いつも、朝と夜しか薬を
飲んでいなくて、遠慮していると思ったの………。
お金がなくて薬買えないから…。私は真希に
嫌われているかと思っていたの。」
「……。これからは、もう大丈夫ですね。
彌生さんは、嫌われてなんかありません、
むしろ、大好きじゃないですか?」
「ふふ。雛形さんは、やっぱりいい子ねぇ。」
彌生さんは、俺にも優しく撫でてくれた。
「ひなちゃ〜〜〜〜ん!!学校行こう!!」
真希くんの声がする。彌生さんに 行ってらっしゃい と言われ、
「は、はい。行ってきます//」
と、言って、そそくさと、真希くんの呼んでる
方向に行った。
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