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過去 朝比奈side
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俺は、誰かに愛されたかった。
小さい頃。
「涼。1人で大丈夫よね?」
「涼は、1人でも平気だよな?」
嘘つき。1人、1人ってうるさい。俺は、おまえらに
そんな言葉は求めてないよ。
「うん。大丈夫!」
心にもないことをいう。………本当は、寂しいし
辛いし、、、、傍にいて欲しい…。けど、
あいつらに求めてもなにも生まれはしない。
それが分かったのは、
一度だけ、俺は、あいつらにわがままを言ったときだった。
なんで、仕事に行っちゃうの!?
いなくならないで!!と俺は、二人にしがみついた
そしたら、何故か、いきなり、殴られた。
「親の忙しさがわからないのか。」
そんなの子供にわかるわけ無いだろ……………。
「今日はおまえは、ご飯抜きだ!それが
嫌なら、自分で、ご飯作ってみろ。」
……………なんでこんなことに……………。
俺なんか悪いことしたかなぁ?おまえらのほうが
悪いんじゃないのか?なんだよ、自分でご飯
作れって、馬鹿じゃないのか??
(まぁ、作ったけどな)
「………………………わかりました。」
それ以来、わがままを言うのをやめた。
わがままを言わなければ、殴られなくてすむし、
ご飯も出してくれる。…………簡単じゃねぇか。
こんなこと・・・・・・・・・。
心の奥の気持ちを押し殺していたことは、気づかないふりをした。
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