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「理央、ちゃんと話聞いてた?」
「……ぅ//////」
俺の過去の話を、真剣に聞いていてくれていたけど
途中からだんだん真っ赤になっていく姿を俺は、
見逃さなかった。俺は、理央を腕の中で、束縛
している。理央が、逃げ出さないように。
「りーお、大丈夫ww?」
俺の意地悪な笑みに気づいたのか、理央が
むすっと頬を膨らませた。うん、可愛いとしか
思わない(笑)
「……………あ、朝比奈は、気づかないの!?」
腕の中で、理央が暴れ始めた。
「なにに?」
「だ、だから、朝比奈の言っていた中1の頃の
恋を教えてくれた子……………。ぜっっっっったい
朝比奈のことが好きだよ。話を聞いてれば分かった
・・・・・・・・。」
「なに?嫉妬してくれてるの?」
「/////そ、そうだよ。」
あぁ、嬉しい。何処の誰かもわからない人に
嫉妬しているとか…。
「……朝比奈は、俺のだよね…?」
不安になっているのか、語尾に?がついている。
大きなパッチリとした目から涙が零れ出しそうな
ぐらい、瞳がうるうるしている。
「………今更なに言ってるの?当たり前じゃん。」
優しく宝物を包み込むように大事に大事に
抱きしめた。そうすると理央が安心しているのか
ゆっくりと瞼を閉じた。そして、
「…………………りょ………ぅくん、これからは、
俺が愛するから。ずっと、、、」
……………ずっと欲しかった言葉だ。誰にも愛されて
いなかった俺、誰かを愛したかった俺、
誰かに愛されたかった俺、全部、全部、
理央が…………。
「…………それにね、嫉妬しちゃうけど、中1のときの
男の子も、朝比奈のこと 大事に思ってると思うし
真希くんだって朝比奈のこと考えてくれる、
岬さんだって。朝比奈の友達だって。」
「………………え?」
「だから、朝比奈は、一人じゃないよ。」
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