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無理なんかしてない!
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「理央ーー、朝比奈くーーん起きてる??」
母さんの声がして、今日が学校だったと気づいた。
「あ、ああ、朝比奈、荷物とか大丈夫なの!?」
今頃気づいた。朝比奈が泊まったのは、まだ平日
だったことを!!
「?今から、家行くけど、」
「!!、ごめん! 今日学校だなんて、、、」
「理央がなんで謝るの?俺は今日学校だって
知ってるから。」
ん?し、知ってた??
「理央の寝顔見たかったしね。まぁ、気絶させちゃっ たけど。」
「……………………………………………………俺も行く!!」
「理央?」
「俺も朝比奈ん家行く!!!」
そうとなれば、そこらにあった教科書を鞄に詰め込んで、制服を速攻に着て、準備した。
………きっと、朝比奈は、優しいから俺が準備するまで待っててくれる。
けど、それは、嫌だから、、、、、
「理央、ゆっくりでいいよ?」
「………やだ。」
我儘なのは、わかってる。けど 朝比奈が遅刻するのは嫌だ。
「……………理央、ネクタイ曲がってるよ。」
「………………。」
「理央、無理しないで。」
「む、無理なんかしてないっ!」
無理なんかしてないよ、俺は朝比奈の為なら
なんでもやりたい。
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