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虐待(side青葉)
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今…なんて言った
「虐待…」
そんな…のって
なんで
「笑ってた…のに」
「そう、笑っていたのか。ならそれは君がいてくれたからなんだろうね。」
俺がいたから?
そんなことあるわけない。だって何もできなかったということだ
虐待というものを察することもできないでただ話をしただけだ。
そんなの…
「佑衣は、きっと寂しかったはずだよ。でも君という優しい友達がいたことですごい支えになったはずだ。」
「友達だったんでしょうか…俺は」
だって佑衣は俺のことを忘れていたんだ
俺を見て消えようとしたんだ。
「佑衣の怪我を見たことはあるかな?」
「怪我?」
「そう怪我」
「いえ…見たことないです。」
「そりゃあそうだよね。佑衣はいつも長袖を着ているからね。」
そういえばあの日出会ってから佑衣は長袖を着ている。
夏なのに、家でもそうだったけ
「隠すためですか?」
「そうだね、でも怪我自体は治ってる。まぁ薄っすらと傷跡あるけど他の人が見たらあんまり気にならないよ。」
「じゃあ…」
他人に見られないようにじゃないのなら
そうか
「自分の為」
俺がそう言葉にすると先生は悲しそうに頷いたのだった
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