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病室(青葉side)
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先生と話をした後、俺は佑衣の病室に来ていた。
病室は個室だったから一つのベットが置いてあって後はちょっとしたものがあるだけでなんだか寂しかった。
元々近い内に佑衣は少しの間入院をすることになっていたそうで、この事が起きたおかげてちょっと早まったらしい。怪我は無かったらしいし、先生曰く丁度良かったとの事だ。
ベットの上で佑衣は静かに眠ってる
(少しだけ手を握ってもいいだろうか)
いつもお見舞いに来て握ろうとしたけれど、あの時俺を拒絶したからなんだか怖くて触れなかった。
どうすればいいのだろうか、とただ何もできない自分に聞いてなにも解決しない。
「佑衣…ゆーくん俺は何をしてあげられるかな。いつもごめんな」
話を聞いて決心した。もう一度チャンスがあるのなら動かなければならない。
「ゆーくん…」
俺はゆっくりと佑衣の手を両手で包んだ
佑衣と話がしたい
これからを決めるために。
「…く…ん」
どうか君の世界に色が付くように
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