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毎日嫌だった。
薄暗い蔵で文句を言われ、殴られずっと痛いまま。その傷は癒えたことはなかった。
ただ痛いだけ生きていてもどうしようもない。なんでこんなこところにいるんだろう
誰も望んでいないのに、なんでこんなことになっているんだろう
母と祖母の事が大好きだった
僕の世界は狭いから二人しか知らないからだけど
暖かかくて幸せだった。
でもなんとなくね、わかっていたのだ。
二人は長くいられないのだろうって
二人といるのは暖かいのに悲しい感じがどこかでしていたから
今に僕は何もできない子供で、だから負担にならないように体調を崩さないくらいに頑張った。ちょっとしたお手伝いでも祖母は笑って頭を撫でて褒めてくれた
それだけでいい。我儘は言わない。
甘えるには少しだけ…それを心掛けて僕は笑っていた。
けどもう甘える誰かもいない。
気を使うことばかりで、でも褒められることはない。
そんなことはここにきてからわかってきたのに…知っているのに…
誰とも笑って話すらできないのはこんなに辛いんだね…
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